見出し画像

10分でわかる海外ニュース 2024年2月5日

オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
What's upになんて返していいかわからない。
How are you?にI"m fine. Thank you以外で返したい。なんて聞くことがあるし、ぼく自身オーストラリアに来て最初はそう思った。
答えは意外と簡単で、What’s upにはWhat's upでいいし、How are youにはHow are youでいい。相手は本当にご機嫌伺いをしているわけじゃないし、もっと簡単にHiだけでもいい。

例えば日本語の「こんにちは」はもともと「今日のご機嫌いかがですか?」といった意味合いだったものが挨拶になったと言われている(諸説あり)。
だとすると日本語でも同じように、「こんにちは」と聞かれて、「元気です」と返す人がいないように英語も同じだ。
二つの全く共通点がない言語でも人間様式が変わらないというのは個人的に面白いと感じる。

【金融ニュース】

ハイテク大手の決算がウォール街の高い期待に届かなかったことや、投資家が連邦準備制度理事会(FRB)による今年最初の金利決定を控えていることから、米国株式先物は低迷した。

ナスダック100種株価指数は1.2%下落、S&P500種株価指数は0.5%下落した。マイクロソフト・コーポレーション、アルファベット・インク、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ・インクは、最近の米国株の記録的な上昇の原動力となったハイテク大企業や人工知能をめぐる市場の宣伝文句に見合わず、市場前の取引で下落した。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■日本の外国人労働者数、初めて200万人を突破

・日本の外国人労働者人口が史上初めて200万人の大台を突破し、深刻化する労働力不足を緩和するために、日本が外国人労働者への依存を強めていることが明らかになった。

労働省が金曜日に発表したところによると、2023年10月現在、日本の外国人労働者数は約205万人に達し、過去最多となった。その数は前年比12.4%増で、近年と比べれば加速しているが、パンデミック以前の数年と比べれば鈍化している。

■経済低迷で学費に苦しむ中国人留学生

・鄧小平の改革によって中国が開放され始めてから最初の数十年間は、海外に飛び出す数少ない学生の大半は、奨学金を得ている学業優秀者か、超リッチな家庭の出身者だった。しかし、急速な発展により、一人当たりの国内総生産が2002年の1,150ドル未満から2022年には約12,740ドルにまで上昇すると、子供たちのために海外の大学への留学を思い描く親が増え始めた。

同センターによれば、過去10年間の中国人海外留学生の10人中9人以上が、奨学金に頼らず自費で留学しているという。しかし、家計資産の70%が不動産に投資されている中国では、不動産のメルトダウンはそのような人々の多くにとって突然の逆転を意味する。売り手は急な値引きをしてもアパートを手放すことができず、株式市場で財産を失った人もいる。多国籍企業が中国から仕事を移し、地元企業が何万人もの雇用を削減するなか、こうした問題はさらに悪化している。

■2024年の不動産投資をお考えですか?

・魅力的な賃貸利回りと堅実な成長の可能性を求める投資家は、西に目を向けるべきであることが新しいデータで明らかになった。

PropTrackの新しいデータにより、高い賃貸利回り、年間価格の堅調な伸び、そして物件が市場に掲載される最短日数に基づく需要の増加を兼ね備えた、投資家にとって潜在的なホットスポットのトップ10が明らかになった。

パース南部のセビル・グローブ、西オーストラリア州北部のウェストミンスターとオズボーン・パークがトップ3にランクインし、アデレード北部のソールズベリーがパース以外で唯一ランクインした。

【最後に】

移民を嫌がる人は一定数どこにってもいる。
これだけ移民の多いオーストラリアにだっている。
日本であればその拒絶反応はことさら大きいだろうと想像できる。
言葉が通じない、文化が違う、ルールが違う。
いろんな違うことに目を向けてNoにする。

もちろん、うまくいかないこともあるだろう。
自分自身、外国で移民として暮らしてみて思う。
「必要な人材を必要なだけ」これを守ること。
例えば、オーストラリアの永住権取得には無犯罪証明、英語試験、大学または同等の教育、オーストラリア政府が定めた業種の3年以上の正規雇用での実務経験(職種による)などが求められる。
人数に関してもオーストラリアの移民法は常に見直されて、いつその基準が変わるかビクビクしながら永住権申請を迎えた。
人口の分布を促すため地方の企業に勤めたり、住むことでポイントがもらえたりと政府主導の試みに振り回されたりもしたし、そうやって移民のコントロールをするのがオーストラリア政府のやり方。

日本はどうだろうか?
日本語検定は求められているだろうか、高等教育、実務経験の有無、住む地域や場所は?なんとなく整っていないように感じる。

結局は課題に気づかないと解決には行きつかない。
どんなことでもまずは課題を認識することから始まる。
じゃ、どうするか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?