毎朝10分でわかる海外ニュース2022年1月19日
みなさまおはようございます。今朝のニュースは「日本の景気回復、イギリスの雇用市場、カナダ銀行の利上げ、中国の出生率、Citiグループによる若者の雇用」の5つです。昨日も取り上げたカナダ銀行の利上げがいよいよ現実のものとなりそうです。そんな中、日本に景気回復の兆候、Citiグループをはじめとした企業がアジア圏を中心に若者を雇用、そして深刻な労働力不足に悩まされていたイギリスでは雇用率の上昇と明るいニュースが集まりました。今朝のインスタライブでは「経済から紐解く日本の社会とインフレを利用する術」についてお話をしたいと思います。
Japan Sees Continued Economic Recovery Despite Omicron Spread
オミクロンの普及にもかかわらず、日本では景気回復が続くと予想される
日本政府は1月の月例経済報告で、コロナウイルスのオミクロン型が全国に広がる中でも回復が続いているとの見方を堅持し、発表を据え置いた。内閣府は、ここ数日、感染率が急上昇しているものの、パンデミックによる厳しい状況が徐々に緩和されれば、景気は持ち直すと見ていると述べた。具体的な構成要素としては、国内の主要な工場部門に改善の兆しがあるとして、鉱工業生産の見通しを引き上げた。
U.K. Jobs Market Improves Again With Jump in Employment
英国の雇用市場は再び改善し、雇用者数が増加
英国の労働市場は、昨年末のコロナウイルス感染症の急増にもかかわらず力強く成長し、第4四半期には求人が125万人を記録し、失業率は予想外に低下しました。国家統計局の発表によれば、12月の就業者数は18万4千人増加し、予想よりも好調であった。失業率は11月までの四半期で4.1%に低下し、2020年6月以降で最高の数値となった。
Economists Say Bank of Canada to Begin Hiking Rates Next Week
エコノミストは、カナダ銀行が来週にも利上げを開始すると指摘
カナダの銀行は、経済が限界に達し、インフレ圧力が高まっていることを示す証拠が増える中、早ければ来週にも利上げを実施するとの見通しを示している。TD証券とローレンシャン銀行のエコノミストは月曜日、カナダ銀行が1月26日の政策決定で利上げサイクルを開始すると述べた。モントリオール銀行は最初の利上げを4月から3月に前倒しし、ノバスコシア銀行はこれ以上待つ余裕はないと述べた。月曜日に発表されたカナダ銀行による四半期ごとの企業経営者調査によると、労働力不足、インフレ期待、強い需要など、経済はますます熱を帯びているとのことである。
Why China Is Struggling to Boost Its Birthrate
中国が出生率の上昇に悩む理由
「もっと子供を産んでください。」これは、何十年にもわたってほとんどの家庭で子供を一人に制限してきた中国が、夫婦に向けたメッセージだ。このような方向転換をした理由は一つ。それは中国は高齢化だ。中国の労働年齢人口は減少しており、2030年には人口の4分の1が60歳以上になると予測されている。このことは、膨大な労働力の供給によって成り立ってきた経済成長を脅かすものであり、高齢者の面倒を見るだけの健康な人がいなくなる可能性がある。高齢化社会の到来を前に、政策立案者は抜本的な対策を講じる必要性を強く感じている。
Citigroup Hires 5,500 Young Staff in Asia, Ahead of 2023 Target
シティグループ、2023年の目標に向け、アジアで5,500人の若手社員を採用
シティグループ・インクは、パンデミックによる若者の失業率の上昇を緩和するための取り組みを強化し、2023年までに6,000人を採用するという目標に先立ち、過去2年間にアジア事業で5,500人の若手社員を採用したと発表した。香港の広報担当者は、消費者金融部門の採用が全体の48％を占め、次いで法人部門が31％、残りはサポート部門であると述べている。採用者の約58％が女性である。アジア太平洋地域には、世界の若者人口の半分以上、7億人が住んでいると言われています。国際労働機関によると、この地域の労働年齢人口に占める割合はわずか20％であるにもかかわらず、失業者のほぼ半分を占めている。
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