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10分でわかる海外ニュース 2024年2月16日

オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。

自分自身の過去を振り返って、この考え方、問題との向き合い方を手に入れて本当に良かった。
それは、誰かを頼ったり、どこかにヒントを探しに行ったり、自分から行動を起こせるようになったこと。
世の中のせいにしたり、家族や友人を責めたり、会社の仕組みをせめて諦めたりしてしまっている現状をどうにか変えたいと願うその思いを自分で自ら解決すること。そのために対話をデザインすることを学んだ。

例えば、子育ても、パートナーシップ。
「相手はいい大人だから言わなくてもわかるでしょ。」という距離感。
「自分の子どもだからついあれこれしてあげたくなっちゃう。」と言う関わり方。
優しさだったり、尊重していたりしているように見えるけれどそれでは相手は自立はしない。
相手のことを思うからこそ今日、明日気分が上がったり、持ち直す程度の関わりより、5年後、10年後その人が自分自身に自信を持って生きていける関わり方を持っていく対話を重ねよう。
それは時には厳しくて、ともすれば嫌われるような関わりも持たなければいけない。
律すること、受け止めること。そして可能性を広げること。
それが僕の特徴で、他の誰よりも自信を持ってできること。

【金融ニュース】

木曜日、堅調な業績がインフレ懸念の払拭に貢献し、欧州の株価は米国株に続いて上昇した。

欧州のストックス600指数は2日続伸し、1ヶ月以上ぶりの高値となった。同指数はアジアの動きに追随し、アジア地域の株価指数は0.9%上昇し、1月上旬以来の高水準となった。S&P500種株価指数が水曜日に1%上昇し、5,000の大台を回復した後、米国株式先物はさらなる上昇を示唆した。1月の米コア・インフレ率が予想以上に上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)による初の利下げが間近に迫っているとの期待を打ち消す結果となった。

欧州では、今日も決算発表が目白押しだ。ジープ・メーカーのステランティスNVは、自社株買いと配当金の増額を発表し、上昇した。エアバスSEは、ガイダンスが期待外れとなり下落した。ペルノ・リカールSAは、下半期の売上高が改善すると予想し、6.3%上昇した。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■シンガポール住宅販売、2009年以来最も遅いスタート

・シンガポールの1月の住宅販売件数は2009年以来最も低く、不動産ブームに陰りが見えてきた。

都市再開発庁が木曜日に発表した数字によると、デベロッパーが先月販売した新築個人住宅は281戸。これは12月の135件を上回ったものの、15年前の世界金融危機で買い手が遠のいて以来、最も遅いスタートとなった。

■景気後退に陥り、世界第3位の経済大国の座を失った日本

・日本経済は予想に反して景気後退に転じた。内需の低迷が原因で第2四半期は縮小し、中央銀行ウォッチャーからはマイナス金利政策の終了時期についての見方が強まっている。

内閣府が木曜日に発表した国内総生産(GDP)は、前四半期の3.3%減(改定値)に続き、昨年末の3ヶ月間は年率換算で0.4%減となった。

報告書によれば、家計と企業の両方が3四半期連続で支出を削減し、日本経済は昨年、ドルベースで世界第4位に転落した。ドイツは現在、世界第3位の経済大国である。

■金利がピークに達したとの新たな兆候の中、借り手には安堵感が広がる

・オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利上げサイクルが終了したことを示す強い兆候が借り手に示され、最初の利下げ時期が注目されている。

オーストラリア統計局によると、3ヵ月間の物価上昇率は0.6%で、9月に記録した1.2%の上昇から大幅に鈍化した。

9月期の年率5.4%から低下し、RBA予想の4.5%を大きく下回った。

インフレ率のピークは2022年12月の年率7.8%だった。

より変動しやすい物価変動を除いたトリムド平均インフレ率は4.2%に軟化し、9月期の5.1%から低下した。

【最後に】

日本がトップ3を陥落した。
かなり前から言われていたことではあるけれど、かつてはジャパンアズナンバー1と言われた国がジリジリとその順位を下げている。
果たしてどこまで行くのか。
人口の多さとか、国土の広さなんて言い訳にもなり得ない。
だってドイツが3位なのだから。

社会に出る前にはとっくにバブルが弾けて、ドットコム最盛期にはオーストラリアにいて、勢いのいい日本というのを知らない僕はまたかつてのような輝きを取り戻してほしいと思う。

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