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脳ストレッチ:あたまをやわらかく 2024年5月13日

オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしで見える柔らかい思考と感情と視野が広がる海外のニュースの翻訳&まとめ。ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
7月の一時帰国が決まった。
今回の日本滞在中も子どもたちは2週間ほど現地の小学校に通うことになる。
前回行ってから実に2年ぶりということもあり子どもたちも久々の再会にちょっと嬉しそうで、だいぶ緊張している。

オーストラリアの学校は全部で3−4週間ほど休むことになる。
もちろん政府はそういった現状を両手放しで喜んでいるわけではないけれど学校のスタッフにそう伝えると、「日本の学校に通うなんて最高じゃない!
すごいいい経験になるからぜひいってらっしゃい。校長先生にも言っておくね!」と快く送り出してくれた。

日本にお住まいのクライアントさんで夏休みを少し前借りして親子で海外留学しようとしたら学校側には「前例がない」「〇〇君だけ特別扱いするわけにはいかない」と叱られてしまったそう。
これもまた自分自身とクライアントさんという小さなサンプルでしかないけれど日本では学校の規律が個人の発展とか教育よりも重んじられるのかなと思うと寂しい気持ちなる。

オーストラリアで会計士、銀行員を経て、2019年に起業し現在日本で3事業、オーストラリアで2事業を経営。多彩な経験と持ち前の柔軟な思考を活かした経営者、人材育成家のTaroがお届けする「脳ストレッチ」
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【金融ニュース】

米連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しを左右するかもしれない今週末の重要データを投資家が待ち望む中、米国株式先物はじり高となった。

S&P500種株価指数は3週連続で上昇し、約0.1%上昇した。ナスダック100種指数は0.2%上昇した。グーグルの親会社であるアルファベットは、ブルームバーグがアップルがiPhoneにオープンAIの技術を採用することで合意に近づいていると報じた後、市場前の取引で2%下落した。国債利回りは低下し、ドルは堅調に推移した。

火曜日に発表される米生産者物価に注目が集まり、翌日には4月のインフレ率が発表される。先週のデータでは、頑強なインフレの中で経済が減速していることが指摘されており、連邦準備制度理事会(FRB)の政策の見通しに課題を投げかけている。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■日銀、男性役員の登場でダイバーシティに逆行

・日本銀行は、上級職の配置転換を行った後、男性理事ばかりに戻ったため、男女平等を推進する取り組みで世界の同業他社にさらに遅れをとった。

日銀は月曜日、中央銀行で最初で唯一の女性理事だった清水登紀子氏の後任に、4年の任期を終えた神山和茂氏が就任すると発表した。日銀は月曜日、常務理事6人全員が男性で占められることになったと発表した。

■日本は今年、世界最大の原発を再稼働させる可能性が高いとBNEFが発表

・BloombergNEFによると、世界最大の原子力発電所は10年以上停止していたが、今年中に発電を再開する可能性が高い。

BNEFのアナリストであるマリコ・オニール氏やユミ・キム氏らは、月曜日に発表された日本の電力市場に関する調査報告書の中で、東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の7号機から10月に発電を開始すると述べた。2011年に福島第一原発でメルトダウンが発生し、日本がすべての原子力発電を停止した後、東電は初めて安全ルールの下で原子炉を運転することになる。

■バイヤーが掘り出し物を手に入れる方法。

・バーゲンハンターやフリッパーが次の不動産購入で大幅な値引きを狙う中、未完成住宅の需要が急上昇している。

未完成の物件が市場に出回ることはめったにないが、出回れば、ターンキー住宅に比べて大幅なディスカウントを提供することができる。

しかし、リスクがないわけではなく、買い手は建設費の高騰や職人不足を乗り切る必要がある。

ここ数カ月で住宅建設コストは安定してきたものの、建築資材の価格はパンデミック以前に比べて3分の1以上高いままだ。

このコスト高により、多くの住宅建設業者が倒産に追い込まれ、中途半端な住宅が残され、選択肢の限られた住宅所有者が立ち往生している。

同時に、金利の上昇により資金調達コストや保有コストが上昇し、DIY業者や不動産フリッパーの中には、完成途中で損切りをする者も出てきている。

【最後に】

ついに損切りするデベロッパーやフリッパーが出てきたのか。
もちろんこれまでに利上げによって損切りするように家を売りに出す人たちはいたのだろうけれど、それでもリノベーションしたら利益が見込めるとふんで購入するディベロッパーや、フリッパーは少なかったように感じる。

こうしてニュース記事になるくらいなのだからシドニーやメルボルンの地域では多くなっているのだろう。
しばらくするとクィーンズランド州にもその流れはやってくるのか。
それとも例によって、州境の向こう側の話で終わってしまうのか。
高騰する不動産価格を思うともうちょっと落ち着いてほしいなとやんわりと待っている自分に気がついた。

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