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【Jリーグ観戦レポ】屋根がある客席の価値 横浜F・マリノスvs.湘南ベルマーレ2023/4/15 J1第8節

どうもこんにちは。tarnyo/たーにょ です。
2012シーズンから横浜F・マリノスを応援し始めたのですが、
今日、初めてレモンガススタジアム平塚に足を運びました。

行ったことのないスタジアムを訪れるワクワクから、
プチ旅行記みたいな観戦レポをつけてみています。


アウェイの街レポート


横浜を出発


まず最寄り駅から横浜へ。
実は、ユニフォームの予約が始まった1月にモタモタしていたせいで
未だに今シーズンのユニフォームを買えていない…
「横浜に行くんだし、ついでにKAMOで買っていけばいいか~」と
考えていたものの、1stユニフォームは既に在庫なしで買えず。
いつになったら再販されるんだ。
泣く泣く、持ってきていた2020シーズンのユニで参戦することを決意。

横浜を出発。

平塚に向かう東海道線の電車を待つ間、敵地に乗り込む独特の雰囲気で
なんとなく気分も高まる。これはアウェイゲームの良さだよね。

平塚に到着


スタメンやら掲示板やらを見ながら電車に揺られていると、
あっという間に平塚駅に到着。
思っているより横浜から近いんだなあ~

平塚駅に到着。

改札を抜けると、湘南の(恐らく)全選手ののぼりがあった。
目立つところに町野選手(18年にマリノスでプロキャリアをスタート)
のものがあり、湘南のスター選手なんだなあ…と肌で感じた。

のぼりには選手ごとに違うキャッチコピーがある。
これはシーズン開幕前?にクラブがサポーターから公募しているもので、
各選手の特徴やバックグラウンドが反映されてて面白い。

撮影時、町野ののぼりだけめくれてた。写真下手すぎる

駅周辺


駅から出ると、地面には湘南のマスコットキャラクター
キングベルⅢ世(通称:ベル爺)が。
日産スタジアムの周辺のマンホールにもマリノス君(マリノスケも居た?)
が描かれているように、ホームスタジアム周辺にはこういった
マスコットモチーフのものが多くある。
普段行かないアウェイスタジアム周辺では、こういった小さい要素から
「ああ、敵地に来たんだなあ~」という感覚にさせられる。
ここは湘南ベルマーレのホームタウンなんだ…

ホームタウンの香りだ

スタジアムまでのアクセス


正直、事前の下調べ(Yahoo!乗換案内調べ)では、平塚駅からスタジアムまでは31分歩くと聞いていたので、スタジアムまでの直通バス(7分で着く)に乗る予定だった。雨だし。
ただ、平塚駅で再度アクセスについて調べてみると、駅からスタジアムまでは迷いようのない1本道だった。
その上雨ということもあって、周りにはトリコロールのパラソルをさした同士が大勢いる状況。悪天候でも歩いていくことにした。

駅からは真っ直ぐな一本道。正直迷うほうが難しいのでは?

昼食


マリサポの後を追ってスタジアムを目指していたが、昼食がまだだった。
「麺処まるよし」さんでラーメンを食べる。

麺処まるよしさん

白醤油ラーメン(850円)を注文した。
あっさり系でスープは澄んでいて、一見塩ラーメンみたいだ…
鳥チャーシューと生ハム、平茸が乗っていてスープも美味しい~
特に平茸は噛んだら旨味が出てきてかなり好きだった
普通の醤油ラーメンも食べてみたいな。来年行こうか

白醤油ラーメン(850円)

街並み


知らない街を散歩するのがかなり好きなので、雨風が吹きすさぶ中でもさほど苦痛には感じなかった。
キョロキョロ周りを見ながら、片手にはGoProを持ってブツブツ喋る俺。
変態に見えないだろうか?見えててもいいか。

マリノスのスポンサー、アネスト岩田さんの看板を発見。

スタジアムへの一本道の両脇にはいくつか工場が。
駅の近くはアーケード街になっていて色々なお店があったものの、
スタジアムに近づけば近づくほどお店の類は少なくなる。

スタジアムの近くは工場地帯のようでした

試合の感想


観戦面


まず、雨の日に屋根のない席で見るサッカーは過酷だということを伝えておきたい。コンディションは最悪です。

その上で、このスタジアムの席について生の情報を挙げておく。
・ドリンクホルダーはない
・座席間は前後左右ともに狭め
・鉄骨?鉄板?で出来ているスタンドなので、跳ねると揺れる
・トイレが少ない(アウェイ側だけ?)

普段、日産スタジアムでサッカーを見る立場としては、
やれ「傾斜がゆるくてピッチが遠い」だの、「一階席は濡れる」だの言ってるのは割と贅沢なことなんだなと感じさせられた。
ことレモンガススタジアム平塚においては、雨を避ける術はメインスタンドを取る以外になし。
バックスタンドもゴール裏も漏れなく濡れるのだ。
いかに雨を凌ぐ装備を徹底するかが大事になってくる。

当然、10年以上サッカーを見ている俺も、最低限の準備はしてきたつもりだった。
(バッグはゴミ袋を2重にして包む、ポンチョを着るなど)

それでも、「もっとこうすべきだったな…」と思ったのはこれ。
・ポンチョの下につば付きの帽子を被る
・靴下の替えを持っていく
・なんなら靴も替えを持っていく

・ポンチョの下につば付きの帽子を被る
周りを見渡した時、かなりそうしているマリサポが多くて驚いた。
恐らく、顔面に直撃する雨粒をガードすることとポンチョのズレを防いでるんだと思う。工夫無しで被ると顔面濡れすぎた。

物によってはフェイスガードがついているポンチョもあるけど(雨の日自転車漕いでるママさんが被ってるやつ)、アレ結構重要だったんだな…と。

・靴下の替えを持っていく
・なんなら靴も替えを持っていく

これ。サッカーの試合はアップ中・試合中・ハーフタイム合わせてマジで2時間以上雨に打たれる。
ポンチョがカバーしている上半身はまだ濡れないけど、
靴は「水たまりの上そのまま歩いたんか?」くらい濡れる。
もう引くくらい濡れる。

オシャレスニーカーやおしゃれ靴下は履かないようにして、
帰り道も不快感から開放されたいのなら替えは絶対に持っていこう。

席の様子。HPの席割りを見るだけだとこの辺はわからない

という感じで、屋根のない席では、屋根のある席と比べて
雨の日の観戦ハードルが比にならないくらい高くなる。

大きな屋根の付いている日産スタジアムを
ホームスタジアムにしているマリノス。

メインスタンドの高い席以外に屋根のないレモンガススタジアム平塚を
ホームスタジアムにしているベルマーレ。

サッカー観戦初心者でも行きやすいのはどちらか…
自虐的に「見づらいスタジアムだ」と揶揄していた日産スタジアムも、
恵まれた箱なんだと気付かされた。

試合面


マリノス1-1ベルマーレ
得点者
65'アンデルソンロペス
81'鈴木章斗

湘南のGK、ソンボムグンが凄かった。結論これに尽きる。
湘南にはピッチを大きく使われて、SBの裏を使われてかなりしっかり攻められたけど、要所要所しっかり守ってゴールを許さない守備ができていたと思う。
マリノスの攻撃は期待値高い決定機をことごとく止められたような印象だった。交代で出てきたヤンと井上には試合を決めるくらいの活躍をしてもらいたいなあ…というのは正直なところ。
「負けなかったのはいいことだけど、勝てたなあ…」
って多分両サポーターともに思ってるんだろうな。
一森は横浜FC戦から更にフィード、パントキックでも貢献度高く、よくこの短期間でマリノスのGKスタイルにアジャストしたなあと感心した。すごいなこの31歳。これからも頼みます。

試合終了。AT6分で割とどっちか点取ってもおかしくなかった。

帰り道


ということで帰路に就く。
「行きはノリで歩いてきたけど、帰りはバスで帰るか…」
無理である。
平塚駅直行のバスは、長蛇の列が出来ていた。

我がマリノスの試合がニッパツ三ツ沢球技場で開催されるとき、アウェイサポーターはこんな気持ちなんだな…と理解できた。

結局また25分くらい掛けて歩いて駅に向かう。

平塚駅直行便のバス待機列。うそだろ

歩いて帰る。ポンチョを着たままだと歩きづらくてしょうがないが、
帰りも当然駅までの1本道を通ることになるが、混んでいる。
モソモソと歩く中、次第に雨も弱まり、人の密度が減ったタイミングでポンチョを脱いで自由になった。

駅までの1本道。

まとめ


そして帰浜。
靴の中は先程までの雨でグッショグショ、服もしっとり濡れているので、
一瞬脳裏によぎった「ついでに横浜で映画見て帰るか。」という甘い考えは
すぐに頭の中から消え去った。そのくらいにテンションは下がっている。
猛烈に風呂に入りたかった。

アウェイゲームは、勝てばホームゲーム以上に気持ちよくなれるが、
勝ち以外では失った物のほうが大きく感じる。
一粒万倍日みたいなものかもしれない。

これまでは川崎・柏・東京・浦和・名古屋まで試合を見に行ったことがあったが、湘南には行ったことがなかった。
一番の理由が、天候だった。
わざわざチケットを確保していたのに、雨を理由に行かなかった試合があるのだ。
そのくらい、天候は客足に大きく影響する。
屋根のないスタジアムではライト層を雨の日に連れてくるのは厳しい。

平塚の商店街に貼られていた、新スタジアム計画が進むことを
アウェイサポーターの1人としても切に願っている。

大概人が映ってしまうので下をトリミングしている。



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