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影を抱きしめて

こんにちは、♡さん!魔タリカ880歳、魂のR指定です!(初めてお名前を挿入してみました。うまく行ったかな?お名前の登録のない方は♡表示になってます。ユルシテ。)さて、今日はまた長くなっちゃいましたよ。お覚悟!


昨日は日蝕と新月が重なった稀な日だったのだそうです。15日を境に星は華やかに移動中ですが、何やら不安定な状況もやってくるようで、影、闇も活性化されます。特に1月は大地の動きにも気をつけて、と言っている占星術師もいます。

時代の大きな変わり目、大きな変化を前に、今まで信じていた安定、安全に揺らぎが起こったとしても全然不思議はありません。だけど、夢や理想を持って行動を始めるのにもいい時期です。どこにしまってあるか、思い出せますか?なくしたものの匂いをクンクンと嗅いで、見つけるという方法はなかなか有効なようです。

この本能を刺激するやり方はきっと、形あるモノだけじゃなくて目に見えないものを探すのにも有効なはずです。女神のみちびきでは、そんな失くし物を探してみたいと思っています。

そして同時にまた活性化される「影」の力….。
内側に隠し持っていた闇、タブー、感情、信念、健康面の影。
影といえばゲド戦記が、私の永久保存版です。
自分が人よりも優れていることを証明しようとしたゲドは、禁じ手の魔法を使い死者の霊とともに「影」を呼び出してしまい、影に脅かされ続けるのですが、師のみちびきで対峙した「影」は、自分の「影」だった、という。
あああ、こんなつまらないご紹介よりも、まだの方はぜひ年末年始のお籠もりにオススメです。映画もありましたね。

心理学的には影、シャドウとは、自分自身の内側に強く抑圧しているものを指します。ゲドの場合を例にとれば、優越感。これは厄介なねじれを作り出します。


内なる優越感を隠すために一般に人気なのが「自己卑下」です。
「いえいえ私なんか、もう全然ダメですから」と、どんなにヒドイのか、ダメ加減を言い立てるのを「卑下慢」と言います。自分を卑下して、他者からの承認を得ようとする手法で、心の底に高すぎる優越感を持っているのを隠すために使われます。もちろん無意識に、ですよ。

反対に自分の自慢ばっかりをしているのが「増長慢」と言って、面倒なヤツですw他人の話に耳を貸すことなく延々とつづく自慢話は、内側の深い劣等感を埋めるための心の動きです。(注※卑下慢、増長満は心理学用語ではありませんw)
影は、太陽が燦々と中空に輝くほどに濃くなります。光り輝く側面だけをこちらに向け続ける人気商売が仕事の芸能人とか、絶頂期に影に捕まってしまう例は、枚挙にいとまがありません。
人は誰しも、地球に太陽が姿を現し続ける限り影から逃れることはできません。ええ、本当に。

影は、もしそれに無自覚でいれば、他者に投影されます。
男運が悪いのよ、なんで私ばかりがこんな目に?とか、どうしても好きになれないあの人、などの姿を借りて、自分の内面世界の風景を外界に映し出すのです。自分の体に投影されたら、病気の状態を作り出します。でもそれは影、幻であって、実体ではありません。だから仏陀は「世界は幻だ」というわけですよね。影に気づかずに放置しておけば、オートマティックに勝手な振る舞いを続けて、あなたの人生を意に反した物に仕立て上げるかもしれません。


だから今、星の動きに助けてもらって、本当の自分の姿を取り戻したい、人生に変容をもたらしたいと思ったら、影に向き合って統合することです。
「ああ、それは私です。」
と、影を抱きしめられたら、全き平和、静けさ、穏やかさがやってくるのでしょう。だけどその作業は、地球上に存在する限り、人生の終わりまで、終わることはありません。「散々それはやってきたからもういい、もう終わった。」という人、残念なお知らせで申し訳ない。毎年の瀬の大掃除のごとく、定期的な断捨離や煤払いが必要なんですよ。

Love♡

Tarika

2020/12月17日発行メルマガより


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