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時間を外した日

こんにちは!魔タリカ779歳、魂のR指定です!
ああ、今年もすっかり後半に入って、あっという間に月日が飛ぶように過ぎていくと感じているのは私だけでしょうか。
先週までの書きかけのメルマガをとりあえず脇に置いて、気持ちも新たに再出発です。

先週末は、京都でタオベーシックのコースでした。
グループの準備から始まって、特に開催〜終了までの時間は、これぞマヤ暦で言うところの「時間を外した日」のようだと、いつも思うのです。
マヤ暦では28日×13ヶ月+1日=365日というサイクルですが、この+1日がグレゴリオ暦では7月25日に当たります。

「時間を外した日」は、現実と彼岸の間(あわい)、今年と来年の間にある特別な時間で、特定の月や曜日にも、どの年にも属さず、時間の制限も受けない特別に自由な1日で、前の年を振り返ったり、次に移行する準備をしたり、あらゆる時間の制限から解放されて自由になり、自分自身を見つめ直す
1日で、人生の流れを軌道修正をするための日なのだそうです。

タオイストジャパンの設立は公式には2015年10月となっていますが、私が設立時の書類に書き込んだ日にちは2015年7月25日で、「時間を外した日」になるはずだったんです!
10月となってしまったのは、さまざまな手続きの進行都合上だとは思うのですが、これぞ世間様の都合と私の心情の相違点の表現に違いない、などと結構がっかりしたことを覚えています。がしかし!私の心の中にある会社設立のコンセプトはずっと変わらず、「時間を外した日」に、仮面を脱いだ素の人たちと出会うことです。

今回の京都は小ぶりなグループでしたが、いつもの如く参加メンバーは、マニアックな検索とご縁を経てここに辿り着いてくれたレアな人々。
そんな人たちとタオ〈道〉の神、北極星に導かれながら共にする時間は、私にとってはいつも特別です。

タオの神北極星は、人生の暗闇でしか見つけることができません。苦しい時、辛い時、どこへ進んだらいいのか途方に暮れた時、人生の荒波に揉まれてもみくちゃになっている時、迷子になって道標を必要としている、そんな時にしか出会うことができません。

普通は誰もが日常の変化を望まず、変わらない平和がずっと続いてくれることを願うものです。確かに平穏な毎日は安らぎを与えてくれます。
たまにぼーっと過ごす時間は至福ですが、3日、3ヶ月、3年もすれば飽きてくるかもしれませんよね。

続き………………………………


だけど、長い人生ではそんな安らぎ期間が長く続くことなんてありません。病気、怪我、別れ、家族の問題など、それは突然降ってきた災難のような顔をしているけれど、実は長い時間をかけて徐々に水面下で進行していったものです。まぁ、平和な幸せを味わっている間は、そんな問題の種には関わらないでいた方がいい、見たくもない、と思うものですよね。セクシャルな問題では特にそうでしょう。そのコミュニケーションは、お互いのエゴや思い込み、プライドを刺激しまくるので、痛い思いをするくらいなら、触らぬ神に祟りなしってことです。

危険な道を選んだ場合は油断なく目覚めていなければならず、ぼーっとした安らぎからは少々縁遠くなるかもしれません。だけど一度スイッチがオンになれば、毎日はスリルと変化に富んで、気分も華やかに若返ったりするでしょう!

安全地帯から外れてリスクを取る。例えば転職、起業、もしかしたら不倫。恋に落ちるといつでもスイッチオンになると思いますが、「もう2度と傷つきたくない」と思って恋愛を避けていたら、何も起こらず延々と続く平和な日々。人生で今日が一番若い日だというのに、若さを浪費することになってしまうかもしれません。すでにパートナーがいるなら、再度同じ相手と恋に落ちるってこともアリかもしれないけど、高度なコミットメントが必要そうですね。

更年期あたりの女性達からは「もうセックスなんか卒業したわ」というセリフをよく聞きますが、卒業というのは全て学び終えた、やり切った時にできるものです。卒業していない場合は中退ですかね?そもそも私たち日本人は入学したのかどうかすら怪しいものですが。

タオのワークショップの「時間を外した日」は、次のステージに進むための準備時間。平和な日常という守りの輪の中に入っている人が、ほんの少しだけ外側に踏み出すためのインターバルタイム。
人生を軌道修正したいと思う人のために、振り返り時間を提供します。
束の間の非日常空間では、日常のルーティンに邪魔されずに本来の自分を取り戻せるのです。

今日が一番若いのだから、思い立ったら今がその時、変化変容の、純粋に自分のためだけの時間をとりましょう。
先に進もうとするときの不安や心配、恐れ、自信のなさも臆病さも、全部一緒にお持ちください。タオは、そういうものを美味しく料理するのが得意です。
本質的な変化のためには、ある程度の時間が必要です。麹で仕込んで熟成させたり、味を染み込ませたり、発酵を待つ時間はステキな時間です。焦らず、即成を求めず、本物の味に仕上げるために。

私も気がつけば起業して10年となりましたが、「時間を外した日」を創作し続けることを最重要ミッションとしながら、広げすぎてしまった仕事を一つ一つ丁寧にケアしていこうと思います。
皆様とタオのワークショップでお会いするのを楽しみにしています。

Love♡

Tarika

2024 / 9月25日発行メルマガより

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