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キャリコン実技面接試験に向けて (JCDA限定)

国家資格キャリアコンサルタントの試験日が近づいてきているので、今回は実技面接試験のことについて書いてみます。僕は日本マンパワーの養成講座を受講し、JCDAで試験を受験しましたので、この記事はJCDAで受験する方限定になってしまいますが、参考にできるところがあれば活用していただければと思います。

相談者はなぜこの場に来たのかに想いを馳せる

相談者はなぜこの場に来たのでしょうか?なぜキャリアコンサルタントであるあなたに相談をしに来たのでしょうか?相談する人は世の中に数多くいるはずなのに、なぜわざわざあなたのところに時間とお金をかけてまで相談に来たのでしょうか?というところに想いを馳せて、まずは寄り添ってみましょう。そうすることでキャリアコンサルタント自身が相談者を受容する姿勢が作れるのではないかと思います。

相談者の発する第一声とそれを受けての第二声に集中しましょう

相談者のお話をしっかり聴くぞ!という態勢が整ったところで面談を始めます。まず集中してお話を聴く部分は「来談目的である第一声」と「来談目的が具体的に語られる第二声」であると思います。
たとえば相談者の第一声が「会社をやめようかどうか迷っているんです・・・」だとして、キャリアコンサルタント側が「やめたいと思われているのですね」と受け止めたらどうでしょうか?その先の展開が来談目的からだんだん離れていってしまいます。なぜなら、相談者が「やめようかどうか迷っている」と言ってますが一言も「やめたい」とは言っていないからです。些細なことかもしれませんが、この部分をしっかり受容することが信頼関係構築の第一歩になります。

解決思考にならないようにしましょう

JCDAの面接試験は面談時間60分のうち冒頭15分を想定しています。この中では問題解決はしません。相談者のお話をしっかりお聴きして、今の状況はどうなのか、そして経験の再現をして相談者の気持ち、心の深い部分にある想いや自己概念が出てくるかな・・・というところで15分が経ってしまうと思います。解決思考は特に男性に多いですが、お話を聴いていくうちに、「なんとか解決してあげたいな」「こうしたら解決するんじゃないか」と頭の中にこういう考えがよぎってしまう傾向があるので、気をつけてください。問題解決の方向に行ったなと思われた時点でアウトです。

口頭試問を意識しないようにしましょう

15分間のロールプレイの後は5分間の口頭試問、つまりご自身のキャリアコンサルティングについて振り返り、試験官からの質問に答えるという時間になります。口頭試問を意識するなと言われてもそんなの無理だ!と思われるかもしれません。しかし、ロールプレイの中で口頭試問にどう答えようかなと頭の中に考えがよぎると、その瞬間は相談者のお話を全く聴けていない状態になりますので、口頭試問を意識しない。ロールプレイをしている自分を俯瞰して見る。ということができるといいかもしれません。

実技面接試験のことをここまで書いてきたので、次回は口頭試問についても書こうと思います。

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