裏社長室(第13回配信)を見て、考えたこと、感じたこと。
隔週水曜20時配信、緒乃ワサビさんの「裏社長室」(第13回)の感想等です。
今回はトークテーマなし。なので、「テコ入れで、おたより採用方式で配信を進行するのはやめようと考えているから、もう送ってこないでネ。」という暗黙の意思表示なのかな?と思っていました。
なこさんからご指摘がありましたが、他人の何気ない言葉、アクションや、ノーアクションを含むリアクションを裏読み・深読みしてしまう方で、自分でも、もっとタリラリランと生きられればいいのにな、と思うくらいには繊細な方です。これでも。
配信チャットも、自分の発言が続いてたりすると「うるせえ、黙ってろ」と言われないかとか、さすがに常識ある方々がほとんどですから、言われはしないだろうけど、「ウゼェなこいつ…」と思われてないか心配になって、少し見送った方がいいのかな?とか考えたり。
先日も、なんだかうっかり後輩たちの雑談に入っちゃって、「ごめんなー。別に話したくもない俺と話すために、敬語までつかわせちゃって…」なんてことを内心思ったり。
他方、「蕎麦屋の出前(状態)」という日本語があることを昨日の配信で初めて知りました。みなさん、意味を承知していたのでしょうか。私は、↑↑↑のようなことを言いつつ、字面通りの意味で受け取っていました。恥ずかしい。
ただ、そんな人間のくせに、他人に対する物言いはちょっとアレなとこもあるので、やっぱりどっか、破綻しとるんでしょうなぁ。タリラリランしてちゃいかん。
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「名前」、「作品名」に関するおたよりを送りました。ご回答にはガイドブック3冊をご用意いただくという神対応で、スマホの前では「あっ、私のためにそこまでしていただいて恐縮です…」というヘンテコな繊細さをまた、発動していました。
いや、頭では私のためでなく、話題を分かりやすく、面白くするためだってのは理解しているのですけどね。なんなんでしょうね。
はてさて、「名は体をあらわす」なんて言葉もありますが、わりと、会う人会う人の名前の由来や、親から託された願いとか、そうしたエピソードが気になったりします。
「白昼夢」でも、海斗が自分の名前について「斗(ます)で地下の人を汲み上げて、外へ、そして海へ連れて行く人」という話をするところが、強く印象に残っています。シャチが海斗を凧どころかタコ扱いしたりだとかも、子供の嫌がらせとしてリアルで、笑ってました。私も名前は違いますけど、いろいろ言われたので。
そうそう、今は今で、名字の方が、シーズンが始まると毎日動向が報じられるあのアスリートと同じで、一時期彼関連のニュースなんかが多すぎて、「●●ハラスメント」(●●は彼の名字)なんて言葉まで生まれてるんですよね。
「おれ、存在してるだけでハラスメントなんか…?」って思っちゃいます。繊細なので。生きててスミマセン。
まあ、それはさておき、作品のタイトルも同様です。森博嗣先生は「モリログアカデミィ」(エッセイ集)で「良いタイトルを考えてくれたら100万円払っていい。」くらいのことをおっしゃっていて、お金の話はさておき、音楽のジャケ買いならぬ小説・漫画のタイトル買いをしていた時期もあったくらいの私には、タイトルの善し悪しは結構な関心事なわけです。
その点で「白昼夢の青写真」は、正直にいうと、語感とかリズム感、視覚的訴求力もあんまりで、「白昼夢」シリーズというのがあって、その続き物なのかな、いちげんが買ったらダメなやつかな、と思ったくらい、心象としては弱かった(11回の感想のとおり、私はこの作品までラプラシアンを知らなかった。)んです。
ただ、作品を通して、そういうことね、ということを理解したときは、「おー。」と、伏線回収的な爽快感…いや、この作品に限ってはもの悲しさだったんですが、そんな感覚がありました(このへんは、緒乃さんの目論見そのまんま。)。
あっ。どんな作品名が候補にあったのか、質問しておけばよかったな。
英語版は、「Cyanotype Daydream -The Girl Who Dreamed the World-」と、日本語のまんま直訳のようですが、昔の邦画みたいに、なんらか権利者が英訳版のタイトルを新たに付けるとしたら、どんなタイトルになっていたでしょうね。
映画でも、今は洋画タイトルの和訳、ほとんどしなくなっちゃいました。
「明日に向かって撃て!」なんて、もう痺れるほど格好いい(逆に猛烈にダサいと感じる感性もまた、排除しません。)し、内容にも見事にあってる。
今の時代であれ、そういうセンスのある人がいないわけでは絶対ないだろうから、「やめた方が良い」事情が、なんらかあったんでしょうけどね。
登場人物の名前の付け方にも、「かつては人間でなくキャラクター(記号)として捉えていた」とか、「そんな名前の奴が実は黒幕とか面白い」みたいなこだわりも聞けて、大満足でしたね。
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男性キャラの顔のありなし問題は、緒乃さんから、「無い方が良いのかもしれませんね。」というコメントがあったのは、意外でした。
むろん、一般論としてでしょうけど。なんせ、「分岐すら廃して、一本筋の物語に没入することを楽しんでもらう。」という作品を作ろうとする人が、ご自身の作品でフェイスオフはないかな、と。
「今やっても時代を感じさせないゲーム」は、もしかしたらビジュアルノベルが、苦手とするところかもしれません(あくまで美少女系のビジュアルノベルが。)。それは物語の善し悪しでなく、絵ですね。
それでもある程度は記号化されて、いわゆる美少女ゲームオタクの「好き」を、どこかテンプレ化してデザインされているわけですから、好きな人ほど抵抗はないかもしれないけど、私は古いな、と思うと、それが気になる方です。
古い小説読んでて女性の髪型について「ソバージュ」とか出てくると、きついじゃないですか。自分の場合も、厚みの有りすぎる前髪やアホ毛、大き過ぎる目、とがった睫毛、いくらなんでもソレはない、という私服の女の子を見ると、ちょっと萎えてしまう。
その点、「白昼夢」の原画は、概ね時代性をとっぱらい、普遍に寄せましたね。case0は背景も背景なので、特に衣装に関しては、そら飾ってる場合ちゃうか、という事情もあるでしょうけど。
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次回は緒乃ワサビさんをほめちぎり、たて崇める会…じゃなくて、バレンタイン会。
7日(水)に通院の予定を入れていたので、当日は病院から帰ってからのんびり視聴だな、と考えていただけに、次回が14日と聞いたときは「あれっ?」と思いましたが、今回は2週空くのですね。寂しいですねぇ。
とはいえ小説執筆も佳境のようで、今回の緒乃さんは痩せたまま(首の細さ!)で、クマも若干濃い目で、疲れてる人特有の影の落ち方みたいなのもあり、ちょっと心配しながら見ていました。
どうかご無理なさらず、というところです。
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