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裏社長室(第8回配信)を見て、考えたこと、感じたこと。

隔週水曜20時配信、緒乃ワサビさんの「裏社長室」(第8回)の感想等です。

今回のテーマは「一生モノ」(こだわりのもの)。
オーディオのように、突き詰めていくスタイルのものがあったり、エプロンやはさみのように、10年来、20年来の相棒であったり、ニッパーのように、人の想いを受け継いでいるものであったり。

緒乃さんをはじめ、いろんな方々の、こだわり方そのものや、こだわりの方向性が見えて、興味深かったですね。

そして、それらのものには、共に歩むきっかけとなった出来事であるとか、一緒に重ねてきた日々の中での出来事であるとか、さまざまな物語もまた、きっとあることでしょう。

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自分自身が過ごす人生のなかで、好きなものをもっと好きなものにするための、または楽しいことをもっと楽しくするための、逆に、嫌なこと、鬱陶しいものを遠ざけるための活動(サービスなり商品なり)こそが、ここでいうところの「こだわり」なのだと考えています。

そして他者視点というか好奇心からすると、その活動には「あえて」という要素が欲しいところです。同業他社が類似商品をいくつか出している中で、どうしてそれなのか?ということです。

なんなら、同質性が高ければ高いほど、その「あえて」に深い興味が湧きます。同質性とは、誰がどう作っていようと品質に差があらわれにくいことを指します。電気なんかは、同質性が高いものの代表例ですね(オーディオの好事家には、違いがわかるとか。)。

話題に出てきたワセリンは、かなりその要素を満たしているように思います。
競合商品を使用して比較してみても、少なくとも自分は、顕著な差を認識できないでしょう。
でも、それがわかる人がいる。なぜ、国産メーカーのコレでなく、インドで作られているアレなのかを説明できる人がいる。
ワセリンに限らずですが、そういう人、いますよね。すごく面白いと思います。

ちなみにこのワセリンという名前、ユニリーバの登録商標なのですね。
「えっ、じゃああれ、ワセリンじゃないとしたら、一体なんて呼んだらいいのさ?」ということになると、英語圏ではペトロリュームと呼ばれているらしいです。
Wikipediaを筆頭としたインターネットの知性さまさまです。

もっとも日本では、ユニリーバがワセリンの商標権を有する一方、従前より普通名詞として用いられてきた経緯があるとして、他社がワセリンという商品名で販売することを排除していないようです。
それどころか、商標を持ってるはずのユニリーバが「ヴァセリン」として販売しているという。。

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なこさんいわく「ポインツ」

なこさんのTwitterに緒乃さんの足袋型ソックスの画像が上がっていましたが、足袋型ソックスは、NODAL(玉井商店さん)というブランドのものが秀逸です。もちろん、MADE IN JAPAN。元々は、足袋屋さんです。

実物はもっとティファニーブルー

↑私が履いているNODALの製品は、とあるセレクトショップの別注品で、ブーツ仕様です。足がブーツの感触を忘れたときに薄い靴下を履いてブーツで歩くと、革の硬さと靴の重さ、摩擦等で、指とか指の付け根とかアキレス腱あたりの皮膚とか、ちょっと痛いんですが、これはパイル地なので、クッション性も高めです。つまり、足に優しい。

そういえば、靴下には結構こだわりがあります。一時期、オサレな方々界隈で、スーツスタイルに個性の強い靴下を合わせる、というのが流行っていたんです。いわずもがな、靴下は消耗品なので、もうヨレヨレなこともあり、単品では上げませんが、靴と合わせると、こんな感じです。

  

   

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それにしても、緒乃さんがシャープペンシルすら持たずに大学の入試を受けたというあの話、あまり反響はなかったですけど、すげえな、と思いました。

確かに、筆記具くらいは誰かは貸してくれるでしょうし、それこそ最後は大学側が用意してくれると思いますけど、「一生モノ」とは真逆のベクトルというか、自分の人生に不要(いわく、「卒業」)だと思えばバッサリ切り離せる凄さというか、大学入試という舞台で、18歳とかにしてそうだったのかと思うと、ちょっと感動すら覚えました。

生存戦略コラムやその前身のコラムを読んでいても、「緒乃さん、メンタル強すぎひん?」と思うことが多々あります。

次回テーマはあえての持ち越しとなりましたが、今回の配信を踏まえ、どんな展開を迎えるのか、楽しみなところです。

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