PENTAXへようこそ!いらっしゃいK-3
こんな日がやってくると想像したことはありません。まさか、自分がPENTAXを迎え入れるなんて。
ついにPENTAX K-3が手元に届きました。初心忘れるべからず、最初の印象と気持ちを残しておきます。レンズのファーストレビューはブログの方に書きました。こちらでは、趣旨が違うので商品レビューではないものにします。
今回もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
11年前のデジタル一眼レフ、K-3を買いました。
前回のnoteを受ける形で早速届いたボディ。K-3への経緯は下の記事で書きました。さて、聞きたくないでしょうが準備はいいですか?
大きくないのに圧倒的な塊感にびっくり、持ったときの印象です。D7100を持っていますが、 大きさの感じは似ています。詰まっている感覚はK-3が圧倒的です。そう、驚くほど機械感があるのが最初の出会いになりました。
細かい機能の知識はないので、見てびっくりなところが数多くあります。Kマウントは初めてなので余計そうです。上の写真では見てすぐにRAWボタンに「ん?」となりました。
設定で変わりますが、一枚だけRAWとかに設定変更できるんです。データの大きさで普段はjpegにしておき、これというときにRAWとか。すごいですわ。因みにグリーン系が好きなので、AFの文字がグリーンなのも気に入っています。
ディスプレイ下にはRICOHの文字がありますが、個人的にはPENTAXが良かった。モニターは動かないタイプ。私はバリアングルが好きじゃないのありがたいです。大きくて重く部品点数が増えるくらいなら、動かない液晶の方がいいとさえ思います。
バリアングルのD5100は結局最初だけで使わなくなったし、Z6のチルトも便利なんですが。スチルメインで撮影プロセスを楽しむ目的が大きいので、不便で構わないんですね私。LeicaもSIGMA fpも固定ですし、PENTAXはこのまま行ってもらいたいかも。
ちょっと細かいところにも目を向けてみます
露出補正と感度ボタンがこの位置にあるだけで、写真を撮る人にとっては使いやすさが圧倒的に上がります。実際の使い勝手の良さも予想通りです。オフセットが強いデザインですが、持った瞬間の感想は「これがいい」でした。
ペンタ部分の陰影がそそるなあと、見るたびに思います。どの角度の光源からでも引き締まって見えるペンタ部分はお気に入りポイント。
また、Sv、TAvなど見慣れない露出モードがあって戸惑いもありました。
PENTAXといえばグリーンボタン、らしいです。知りませんでした。このボタンは挙動を変更できるようですが、基本的には適正露出へ一発でもっていきます。これがもう、神がかっているほど便利です。
PENTAXユーザーには釈迦に説法ですが、あえてこの衝撃を書かせてもらいます。
例えばM:マニュアル露出モードのときにF5.6にしたとします。暗めの場所で撮影後にスッと明るい場所にカメラを向けたとき、そのままのシャッタースピードでは大幅な露出オーバーになります。
このときグリーンボタン押すだけで、カメラが考える適正露出時のシャッタースピードと絞りに変更されるんですよ。これ、すごいことです。
さらに、絞りは被写界深度に直結するのでシャッタースピードのみ動いて欲しい場合にも対応可能です。
グリーンボタンの動きをP-LINEからTvシフト(シャッタースピードを可変して調整する)にしてあげれば絞り固定のまま露出調整してくれます。
さらにさらに、露出補正を仮に-2EVとした場合では、それを基準露出として他のパラメーターをスライドして調整してくれます。神がかってますね、本当に。他のメーカーのユーザーはびっくりするんじゃないかなあと思いますよ。私は驚愕でしたから。
ボタンとダイヤル操作について
レリーズボタンと液晶までの間に凹みがあります。左に露出補正、右にISOがあって、高さがはっきり違います。
ボタンは全く問題ないです。押して選択→ダイヤルクルクルが初期設定のようでこれが非常に快適でした。また、ボタン自体も押しやすいので最高です。一方で、手前のダイヤルがやや遠く感じます。Nikonのほとんどのモデルは右よりな位置ですが、K-3はそれに比べてわずかに左よりです。慣れましたが、これがメーカーの違いなのでしょう。
一方でZ6を見てみます。
Z6では露出補正を使いたいものの、私には押しにくく感じました。ISO固定とオートの変更を多用している変則的な使い方のようです。
人差し指的には窮屈な印象で、基本はデフォルトで使っているため推しながらグリグリ操作をしています。そのときは人差し指でボタンを押しながら、中指で前ダイヤルを回しています。
これが、毎回やりにくいなあと思っています。私の手の形や癖の影響が多いと思いますが、どうもしっくりきません。
この辺は時代も違います。目的達成のための最善の道具を追求したNikonとはまた別路線のPENTAX、そういう感じがしました。
PENTAXで露出補正と感度の感覚が一気に変わったので、Z6の方も操作設定の変更も考えています。詰めれば一気に使いやすくなりそうなので、その影響を僅か数日で与えたK-3には唸ってしまいました。
大きさの雰囲気を無意味な比較で勝手に喋る
左からNikon D80、Nikon Z6、PENTAX K-3 です。
意外なのがD80のゴツさで持つと丸っこい塊で、今思えばグリップはそんなに良くないです。Z6とK-3は厚みが結構違うものの、後ろから見ると結構似ています。
やはり持った時の塊感はK-3が結構あって、コンパクトなのに詰まっている感覚がします。11年前のモデルでも色褪せない。
Z6持ってるんなら何故K-1系に行かなかったのというあなたの声が聞こえそうですね。もちろん価格だけでなく、大きさと重さです。持ち出したい大きさは人によりますが、楽したいようなお年頃です(笑)。
実際はメーカー問わずそのボディを持ったときに、自分にフィットするかどうかです。Z6は凄まじく考えられてると思うし、D80よりD7100の方が疲れにくく作られてます。時代と技術の進歩ですよね。
K-3はひんやりした金属の質感、小さく凝縮されたモノ感が一番に感じます。それで数少ないネガティブ要素がかき消されている気がします。
正面から見ると右下角が優しく当たるように丸くなっています。そんなところにも、「わかってるなあ、これ作った人」と感心するんですよねえ。
1/3200なのは凄まじい強風だったから
開放なのは夕暮れ曇りで暗かったから
感度200なのはハイライト補正を入れたいから
です。
次回書きますがレンズも到着しました。ブログには商品レビュー乗せてます。
いいなあ、PENTAX。
長くなってしまいましたので、今回はこの辺で。
次回、続きのようなものを書きたいと思います。
また書く日まで。