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江童短歌帖

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今まで投稿した短歌をここにまとめる。
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2020年1月の記事一覧

会ひて知り行きて語りて共に伏し
かくて初めて「見る」と言ひけり

ことわりを知らぬ幼き齢とて
許されぬまで人は老ゆまじ

「創造は破壊からしか生まれない」
何この急にわいた五七五

あらぬかはさながら人は善しと言ふ
ありと思へば我も苦しむ

鱈井元衡
4年前
2

男には持つまじとこそ思ひけめ
あかず散る花いくたび注ぐ

するすみをいかが解かまし憂きことの
よろづに無きは神か獣か

くろがねの花咲き誇る浮彫の
宮もあやしき市に朽ちけり
#短歌 #tanka

するすみ…身に係累がないさま。

鱈井元衡
4年前
2

山川を詠むも愚かとなりにけむ
これぞ清らといでて観るなし

酒の酔ひ趣あれば心はた
力のよりも良しと言はまし

いさやとて語る端々挿すぞうき
もだの泊まりは君とがむべし

果てしなき「し」てふ割り入る言の葉の
ただ良き調べとらするさがよ

鱈井元衡
4年前