山川を詠むも愚かとなりにけむ
これぞ清らといでて観るなし

酒の酔ひ趣あれば心はた
力のよりも良しと言はまし

いさやとて語る端々挿すぞうき
もだの泊まりは君とがむべし

果てしなき「し」てふ割り入る言の葉の
ただ良き調べとらするさがよ