20230710 松本市 #風景誤読
▼前日のふたりあるき
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8時半くらいに部屋を出て、大成堂書店のまえを通りがかると、この時間から既に店を開けているようだった。なかを覗けば典型的な「まちの本屋さん」なので、漫画や小説の棚を通り過ぎて、いつものように地域出版の本を探していく。2列ほどのちいさな郷土コーナーがある。松本についての本は数冊しかなかったが、そのなかから『松本さんぽ』というシンプルな本を手にとってレジのおばあさんに声をかけた。すると、白髪のおばあさんは「うーん…」と唸ったのちに「こっちのほうが良いか