たみな涼介 | シナリオライター×アプリエンジニア
【3分で読める】「阿修羅ちゃん/Ado」の歌詞の意味を考察してみた【ドクターX】(1/2)

【3分で読める】「阿修羅ちゃん/Ado」の歌詞の意味を考察してみた【ドクターX】(1/2)

たみな涼介 | シナリオライター×アプリエンジニア

本日はAdoさんの阿修羅ちゃんの歌詞を分析してみました!

なんとなく曲を聴いていると
「棘のある歌詞なんだろうな」
「うっせぇわ、みたいに社会に対するアンチテーゼを歌っているんだろうな」と考えがちですが、実際にはどのようなテーマで歌われている楽曲なのでしょうか?

なるべくわかりやすく、歌詞を分析していきます。
この記事を読み終えた頃には、「阿修羅ちゃん」をより楽しんで聴くことができるようになるはずです!

「ねぇ、あんたわかっちゃいない」の”あんた”とは、一体誰のことか

この曲の最も印象的なフレーズ「ねぇ、あんたわかっちゃいない」の、”あんた”とは一体誰を指しているのでしょうか?それを知る為には、まず主体となる人物が誰なのかを認識する必要があります。

では、話を進めやすいように、仮にそれを歌い手のAdoさん自身と定義しましょう。その場合、”あんた”の候補者は、以下のように考えられます。

①視聴者(リスナー、ファン、アンチ含む)
②Adoさんを取り巻く大人(レコード会社など、ソーシャルな人間関係)
③Adoさんの家族や友人など身近な人(プライベートな人間関係)

この楽曲で③をテーマにするとは考えずらいので、①②の可能性が高いです。
そして曲の1番に入ると、”あんた”の人物像が少しずつ明確になっていきます。

誰それがお手元の世界に夢中

「お手元の世界に夢中」というのは、スマートフォンのことを指しています。これは皆さんもピンと来るのではないでしょうか?

「化け物の飼い方をまなんでる」▶︎自分を等身大以上に見せようとするネット利用者
「選ばれる為なら舌を売る」▶︎閲覧数を増やす為に、いとも容易く嘘をつくインフルエンサー
「裏切られた分だけ墓を掘る」▶︎期待を裏切られ、批判するアンチ

「化け物」「舌を売る」「墓を掘る」など、明らかに否定的な表現です。つまりはスマホユーザー(ネット利用者)対する非難の表れだと考えることができます。

ここまで考えると、”あんた”が①視聴者(リスナー、ファン、アンチ含む)の可能性が高いような気がしてきますね。

へらへらのおつむがどうにかして
うすら寒い言葉ばかりになる

「へらへらのおつむ(幼稚で誠実さのない人物)」によって「(ネット社会全体が)うすら寒い言葉ばかりになる」。

これは「適当なことばかりを発信する未熟者により、芯をくわない不適切な言葉ばかりがネット上に蔓延る」のように言い換えると、理解しやすいです。


「阿修羅にだってなれるわ」の意味について

覚えない顔とバイバイできるなら
阿修羅にだってなれるわ

そしてこの曲のタイトルでもある「阿修羅」というワードが登場します。阿修羅像は6本の腕を持つ姿で有名ですが、インド神話における神のことを指しています。

皆さんは「阿修羅の正義」という話をご存知でしょうか?
阿修羅は正義を司る神と呼ばれていました。
しかし、娘を別の神に無理矢理めとられた(結婚を強要された)ことに怒った阿修羅は、善心を忘れてその神への仕返しをします。
その姿はまるで執着に取り憑かれた悪魔のようでした。

ルールを守ることは確かに大切ですが、それに固執してしまうと世の中がうまく回らなくなってしまう。
高速道路で法定速度を守らなければならないからといって、流れを無視して走っていると他人の迷惑になってしまうことがあります。

たとえ正しい行いであっても、それに固執しすぎてしまうと、それは悪にもなりうるという教訓話として語られる物語です。

阿修羅になること=悪になる可能性があっても、正義を貫くこと


これまでの考察により、私は以下のような結論を見出しました。

覚えない顔とバイバイできるなら
阿修羅にだってなれるわ
ーー
匿名の幼稚な人物と関わらないようにする為なら、
例え誰かのことを傷つけることにあってでも、自分の主張を貫きたい。


サビの軽快さとテンポの良さ

逃げるえすけいぷえすけいぷえすけいぷ
仏のまま
飛べるすてっぷすてっぷすてっぷ
仰せのまま
アンダスタン アンダスタン
どーどー閻魔様さえ喰らって

サビは聴いてわかる通り、非常にポップで聞き馴染みが良い軽快な曲調です。すぐに覚えてしまうようなキャッチーなフレーズが印象的です。

ちなみに同じ単語を繰り返すと、人間はそのフレーズが頭に残りやすくなります。いわゆる単純接触効果と呼ばれる心理傾向ですね。
これはKPopでもよく用いられる技法なので、ご存知の方も多いかもしれません。

サビの歌詞については先程考察したとおり、
「例え周りからなんと言われようと、自分は自分が思うがままに、流動的に生きていくつもり」という意思表示のように感じられます。そして「ねぇ、あんたわかっちゃいない」で、一番が締め括られます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
とはいえ、この曲の歌詞を作っているのはAdoさん本人ではありませんし、本人の意思や思想がどこまで反映されているか、誰にも知りようがありません。
(ちなみに楽曲の作詞・作曲・編曲はNeruさんによるものです。)

あくまでも以上の考察は、フィクションとして楽しんでいただければと思います。この記事が好評だったら、2番の考察記事も書きたいと思っています。

ですが、こうして誰かが作った創作物を考察することはとても意味があることだと思います。
皆さんも、自分が好きなアーティストの楽曲をじっくり吟味しながら聴いてみてはいかがでしょうか?

民奈涼介


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