見出し画像

【400文字日記】弱さの依存先

砂糖と刹那の多幸感-Sugar Toxic-
どうしようもない時、あなたは自分の弱さを何に委ねますか…。

人に向けてはいけない感情。
表向きに晒してはいけない情動。
抑え込めない激情を手なずけるもの。
どんな薬よりも私に多幸感をもたらしてくれるもの。
私の幸せの特効薬。それは、砂糖たっぷりのお菓子。
誰にも言えないから、こんな姿を見せられないから、怖がられたくないから
どうしようもない時はひとり菓子をむさぼる。
アップビート、ネオンがぎらつくような音楽に身を任せ、菓子に手を伸ばす。
歯止めが効かないシュガーラッシュ。
ちょっとした現実逃避。
病的な多幸感。
現実に立ち込める閉塞感から抜け出したいだけなんだ。
私は強くない。
もっと気軽に誰かを頼れたらどれだけ楽になるだろう。

砂糖の過剰摂取により一時的に快楽を得ているだけで、高揚感と多幸感はそう長くは続きません。砂糖のオーバードーズは身を亡ぼすだけ。
もっと健全な依存先を見つけなければ…。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?