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タラ夫と行く「だれも知らないレオ・レオーニ」展

板橋区立美術館で開催中の「だれも知らないレオ・レオーニ」展に来たよ。

小さな黒いさかなの『スイミー』や詩人ねずみ『フレデリック』などの絵本で有名なレオ・レオーニ(1910~1999年)さん。
だけど、「だれも知らない」ってどういうことだろう??🤔
さっそく見てみましょう。

絵本作家としてのレオーニさんの仕事はみなさんもご存じの通りですが、今回の展覧会ではそれ以外の仕事にも注目しているのだとか。👀
じつはレオーニさんが絵本作家としてデビューしたのは49歳。
それより前は何をしていたかというと……

こんなふうに、グラフィックデザインや絵画を制作していたそうな。

また、若いころから政治活動にもかかわっていて、ヒトラーを皮肉るこんな戯画も描いています。強烈!😲

短い間だけど、機械のスピード感などを造形に採り入れたイタリアの前衛芸術運動「未来派」にも参加していました。
ほかにも、幻想の世界に咲くグロテスクな植物を具現化した「平行植物」の油彩画や彫刻のコーナーもあります。

うーん、絵本の仕事からは全く想像がつかない…!
紆余曲折を経て、あの世界に到達したと知ると、絵本の読み方が変わりそう。

もちろん、みんな大好きなレオーニさんの絵本の原画もたくさんあるよ。
日本初のレオーニ展を開き、ご本人と親交のあった学芸員さんがいたからこそできた板橋区立美術館のオリジナル企画。
まさに「だれも知らない」レオーニさんのディープな世界がのぞける展覧会をぜひご覧ください。💁‍♂️

そしてもちろんショップも大充実!

取っ手まで真っ黄色!なネズミのフレデリックがあしらわれたマグカップ。そろそろ寒くなってきた今日このころ。このマグカップでホットミルク飲みたいな。

定番の絵本キャラクターがあしらわれたアイテムだけでなく、「誰も知らない」レオーニさんグッズも充実で、お腹いっぱい幸せなタラ夫なのでした🐟💨

誰も知らないレオ・レオーニ展

会場:板橋区立美術館会期:2020年10月24日(土)~2021年1月11日(月・祝)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)
(ただし、11月23日、1月11日は祝日のため開館し、11月24日休館)
観覧料:一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

※入場にあたっては、オンラインでの日時予約が必要です。予約が定員に達していない場合は予約なしでも入場可能です。

※会場風景、ショップ風景ともに許可を得て撮影しています。

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