7月24日 「燻製」

7月24日（月曜日）

　梅の土用干し2日目。今日は昨日よりも早い時間に干せて、空も昨日より晴れている。日に当たる梅が美しい。
　外を歩くと、なぜか少し涼しく感じるから体のセンサーがおかしいのかもしれない。先週の38度オーバー連発の日々でダメになったのだろうか。立ち止まれば背中にしっかり汗をかく。顔から汗が出れば気持ちいいのだろうけど、顔は汗をかかない。汗だくの人がうらやましいことがあるのだけど、そんなこと言ったらぶっ飛ばされるのだろうなあ。
　義弟と初めて会って一緒に崎陽軒の弁当を食べる。「僕におにいさんができたんだなあ」と言われる。僕も長子なので上のきょうだいに憧れる気持ちがあった。
　夕方にマッサージ。鍼をたくさん打ってもらい、お灸もしてもらう。マッサージをしてもらうようになって1年半以上が経った。体の動かし方やメンテナンスについても教えてもらって、体の調子がいい。怠惰な日々の中でおろそかになって同じミスを繰り返し同じ指導を受けることもしばしばだけれど、通っていなければ今ごろどうなっていただろうとゾッとする。
　お灸をしてもらうと身体中が煙たくなって、なぜだかこれが妙に心地いい。燻製になった気分だ。
　煙たいと懐かしい気持ちになるのは、幼き日の蚊取り線香を思い出すからだろうか。野焼きの記憶だろうか。