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たらこの自己紹介

本業で会社勤めを続けながら、副業で受験対策や勉強法を指導しています。
このnoteでは私の略歴および勉強法指導に至った経緯を自己紹介します。
(少々長くなりますがお付き合いください)

大学受験
義務教育で自然科学の面白さに目覚め、高校で相対性理論に魅せられた私は、物理学者になるのを夢見て某旧帝大理学部を目指しましたが、合格最低点に2点足りずに浪人。
当時の“常識”に従って河合塾に通い始めました。
あっと驚く解法を幾通りも教えてくれる有名講師の講義はどれも刺激的でした。

しかし通塾して二か月が過ぎたころ、ある不安が頭から離れなくなります。
苦手分野が異なる受講生に対し同じ演習問題を一律に解かせるカリキュラムが非効率に思えたのです。
(このテキストの問題をただ闇雲に解いているだけでホントに来年合格できるんだろうか…)
誰に相談してもこの不安が解消されなかったことから、その時点で通塾を止めて自宅浪人に切り替えました。

結果、これが功を奏したのか、私はなんとか合格(ただし訳あって工学部)できたものの、浪人仲間は8割方が不合格。
あの不安が的中したのです。

「合格請負人」の誕生
この時点ではまだあのカリキュラムの何が問題かは掴めていませんでした。
しかし、大学入学後大学院を卒業するまでの6年間、中高生を対象とする家庭教師をしながら分析を続け、“ある結論”に達しました。
それは、一人ひとりの苦手分野にあわせたテーラーメイドの教材が必要なことだけではなく、習得した解法や答案作成に必要な思考法を『定着させる』プロセスがごっそり抜けていたこと。
これが合否を分けるターニングポイントだったのです。

そこで私の家庭教師プログラムでは、(一人ひとりに最適な教材を選ぶだけでなく)解法や答案作成力をしっかりと定着させることに力点を置き、無理なくムダなく定着させる勉強法を徹底的に指導しました。

2年もすると「合格請負人」という身に余る称号をいただき、口コミでひっきりなしに家庭教師依頼をいただくようになりました。
6年間で教えた15人の合格実績から、このプログラムが「合格に近づく勉強法の”一つ”」であることを確信しました。
しかし就職を控えて「合格請負人」はいったんここで休止しました。

「合格請負人」ふたたび
大学院卒業後、某大手機械メーカーに就職した私は、高校受験を迎えたわが子に対して「合格請負人」の本領を惜しみなく発揮。
「合格請負人」時代に培った教材選定・学習計画・予実管理など受験対策のすべてをわが子に注ぎました。
その結果、学習塾や予備校に一度たりとも通うことなく高校合格(都立進学重点校:偏差値72)と大学合格(一橋経済、慶應(経済、商)、早稲田(商)、上智(経済)、中央(法)の計6つの入試に全勝)を成し遂げました。

ただしこれには裏話があります。
実は、現役時は部活動や学校行事に全力投球で高校3年間をエンジョイし、私はまったく関与していなかったこともあり、一橋大学は不合格でした。
そこで家族で話し合った結果、「合格請負人」再登板が決定しました。
毎年約半数が浪人する進学校で、全浪人生が当然のように大手予備校に通うなか、わが子が予備校に通わず自宅浪人する旨を高校の先生に発表したとたん、大騒ぎとなりました。
学年担任・学科担任や進路指導、部活顧問にまで猛反対されました。
いままで自宅浪人でうまくいった試しはないと連日翻意を促されましたが、わが家では「自宅浪人」にいささかの揺らぎもありませんでした。

こうして再び「合格請負人」の出番がやってきました。
なんの制約もなく「合格請負人」プログラムを発動した結果、受験したすべての入試に合格することができました(上述)。
まさに「わが意を得たり」の心境でした。

「合格請負人」の再起動
高校への進路報告後、学年担任、進路指導、部活顧問をはじめ、同級生、その親御さんからひっきりなしに祝福メールをいただきました。
彼らの(最大の)関心事は、(いったいどういう勉強・どういう対策をしたのか)です。
詳しく話を聞かせてほしいというご要望があれば惜しみなく全容を説明しました。

すると父兄会で知り合った保護者伝手で話が広まり、「ぜひやり方を教えてほしい」、「定期的にアドバイスしてほしい」、「ぜひ指導してほしい」というご依頼をいただくようになりました。
こうして、会社員を続けながら「合格請負人」が再起動する運びとなりました。
LINEなどSNSを利用すれば移動の負担なくいつでも手軽にやり取りできるという“技術の進歩”もこの取り組みを後押ししてくれました。

志望校と学力のギャップ分析、ロードマップ作成、日次・週次・月次・学期単位での予実管理、模試結果分析と軌道修正、悩み相談など、数か月(~1年半)にわたりご支援しました。

強まる家族の絆
翌春、浪人生のみならず現役生にも第一志望校合格が相次ぎました。
好結果がでると家族ぐるみでとても喜んでいただけました。
親子そろって仲良くご挨拶にお越しいただくのを見るとこちらまで嬉しくなります。
これは「至福の喜び」となりました。
一緒に受験を乗り切ったことでより良好な親子関係を築くきっかけになったというお話も伺いました。
これもまた嬉しいものです。
これは、自分が浪人したとき素直に予備校のカリキュラムに従っていたら、決して目にすることのない光景でした。
自分の知見や経験がわが子や他のお子さんに役立つだけではなく、親子の絆を強める一助になるのであれば、こんなに嬉しいことは他にありません。

「受験は団体戦」
受験が取り持つ親子の絆。
微力ながらも「団体戦」の勝利に向けてお手伝いさせていただく所存です。
(読了いただきありがとうございました)

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