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Making Sense - The light of the Mind 1

A Conversation with David Chalmers

私は「意識」とは何かをずっと長い間理解しようとしてきました。そのきっかけを与えてくれたのがデイヴィッド・チャーマーズ(デイヴィッド・チャーマーズ - Wikipedia)です。まずは彼との会話で本書「Making Sense」を始めたいと思います。デイヴィッドは、ニューヨーク大学とオーストラリア国立大学で哲学を教えていて、ニューヨーク大学のCo-director of the Center for Mind, Brain, and Consciousnessでもあります。

この会話の中で私たちは多くの時間を意識の本質とは何か、またなぜ意識を科学的に理解することが難しいのかという議論に費やしました。まず私たちはチャーマーズの「意識のハード・プロブレム(意識のハード・プロブレム - Wikipedia)」という概念から話を始めます。この概念は1990年初頭から、意識の話題に関するすべての議論に影響を及ぼしてきました。そのほかにも、人工知能や、世界がシミュレーションである可能性など、多くの興味深い話ばかりです。ただし、そのうちのいくつかの話は日常生活とはあまりにかけ離れていて実感がわかないかも知れません。でも、これらすべての話題はテクノロジーが進歩するにつれてより重要になってくるので、自分に関係がないとは思わないでください。ある日テクノロジーが意識を持っているように感じられるものを作り出すときにとても重要になります。実際に意識があるかどうかは問題ではないのです。そして、脳内に直接デバイスを組み込んで自分の心を拡張することが可能になるという現実に直面したとき、これらの哲学的な問答はすべて我々にとって個人的かつ倫理的な問題になるのでしょう。



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