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vol,00元鮨職人が探究する、言葉にできないタンパク質の不思議

突然ですが、タンパク質探究note始めます。週一更新で、タンパク質についての不思議を書こうと思います。

この2月に、社会情勢と関係なく、鮨職人を急に引退することとなり、今は無職の日本人、りょうすけ と申します。


鮨職人はやめましたが、栄養学の文脈から始めた、タンパク質の探究は、変わらず続けていて。そして、より面白くなっているので。タンパク質トークは続けて行こうと思います。

タンパク質は、めっちゃくちゃ不思議な存在です。

ある子どもが、星を眺めて、宇宙の不思議に魅了されるように。顕微鏡を覗き、とある少年がタンパク質に魅了され、大人になっても研究を続けている。ということが起きているくらい、タンパク質は不思議に溢れています。

宇宙は遠くて暗くて、昼と夜の違いもはっきりしている。宇宙を考えることは、わかりやすく不思議ですが、タンパク質と言われても、なんにも不思議なことはない。と思っていました。

小学校の家庭科の授業で三大栄養素として「タンパク質」という言葉を聞いたり。赤身の肉や、鶏のむね肉に豊富に含まれている。低温調理でタンパク質が固くならずに、肉の食感を柔らかく仕上げられる。あるいは筋トレする人たちが栄養補助剤として摂取する「プロテイン」という商品として。

タンパク質のことを知っていると思っていました。タンパク質は、ありふれていて、特に不思議なことはないと思っていました。

それでも、

「人生のほとんどの時間を費やして、タンパク質を追いかけている人がいる」

ということを知ったときには、あー、ここには不思議が沢山あるんだろうなと思って。タンパク質がちょっと気になるようになってきました。

それからこの一年は、タンパク質が気になっていて。最近はようやく「めちゃくちゃ不思議な存在じゃん!!!」という、その不思議と魅力に、少しづつ気が付くようになりました。

ちなみに、タンパク質に魅了され続けている、元少年の名前は David Goodsell といいます。このヘッダー(タイトル)画像を描いた、アーティストでもあり、偉大な研究者でもです。

彼は子どもの頃から、タンパク質構造のイラストを書くのが好きで、それを今でも変わらず続けています。そして、その分野への貢献もすごいです。

日本の科学雑誌、ニュートンのタンパク質特集で、彼のイラストが多用されるくらい、その表現力と理解の深さは、評価されています。


ニュートンが使用するようなアーティストの作品を、僕が個人的なnoteで使えるのは、Goodsell さんが画像をフリー素材として公開しているからです。

公開している理由は、この魅力をたくさんの人に知ってもらいたい!!という気持ち。科学の発展に貢献したい。という使命。

あとこれは僕の想像でしかありませんが。タンパク質構造に対する、その好奇心は子どもの頃から変わらない純粋さがある。それがオープンソース化の原動力となっている気がしています。

タンパク質の存在が、ひとりの人間を、子どものころから大人になるまで、魅了し続けている。

きっとそこには、とんでもない不思議と魅力があるはずだと僕もその魅力がしりたくなりました。

これを読んでくれる人も。これから、ちょっとでも「タンパク質、おもしろいじゃん」という発見が、あればいいなーと思います。

ということで、今日はこの辺でおわります。 


画像の出典はこちらのサイトから。

ちなみに、ヘッダーのイラストは、オートファジーとオートファジーが食べている、アミノペプチドを表しています(もちろん、タンパク質が関係している分野なのですが、その話はまたいつか。)。

東京工業大学の大隅 良典 教授は、酵母を用いた「オートファジーのメカニズムの発見」で、2015年、ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。ご存知の方も多いかと思いますが、大隈教授のインタビューが下の記事から読めます。


タンパク質を追うと、ノーベル賞にたどり着いた不思議。


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鮨職人の引退理由はこちらから。(人生何があるかわかりませんねぇ、、、、。)



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