見出し画像

"The LEPLI" ARCHIVE 104/ 『2年半が過ぎた“FUKUSHIMA”、 忘れてはいけない幾つか。』

文責/平川武治:
初稿/2013年9月11日:
写真/Francine Paironの墓標:


 1)はじめに、/
 あの日から今日は2年半が経ちました。
大津波と言う天災による災害の犠牲になられた多くの人々への
ご冥福をお祈りいたします。
 そして、もう一つ”原発企業事故”によっての多大な事故影響と
その後の放射能被爆の犠牲になられた地域住民のみなさまに
こころよりお見舞いをそして、悔しさと憤りを、
改めて今後も決して、
僕たちは忘れないように覚悟いたします。
 合掌。
 
 2)この世の物事には全てに”表と裏”が、“光”と”影”が在ります。/
”イメージ”とは、「擬似イヴェント」のために必然となった
「擬似理想」である。
 そして、”ファッションの世界”は言い換えれば、
「擬似理想」と「擬似イヴェント」の関係性の上に構築された
”実業の世界”であると言える。

 あったはずの”理想”がいつの間にか、
”イメージ”という人工的にある目的のために作られた
信じられうるものであり、受動的で曖昧な「擬似理想」に
とって変わられて半世紀以上が過ぎてしまったためなのだろうか?

 従って、「世の中」という社会そのものが、
ほぼ、”まやかしの世界”そのものになってしまったことが
この発端と根幹なのだろうか?
 今日この頃で言えば、わかりやすいこの関係性が
”次回オリンピック大会の東京開催決定”という”表”と
“その後のFUKUSHIMA"と言う”裏”ですね。

 僕たちは生きている以上、
この“裏”である『FUKUSHIMA原発企業事故災害』を
決して忘れてはなりません。
これからのより、少子化してゆく『日本國』を担ってゆく
若い世代と子供たちそして、赤子たちの為にも、
彼ら世代たちの國を惨めな國にしない為にも、
”FUKUSHIMA"を“風化”させてはなりません。

 ここで、いくつかの事故当時の実際を報道した、
海外メディアの記事を紹介します。

 1)平成11年5月29日、イギリスの日刊紙ガーディアンは、
事故当時、GE社のエンジニアとして事故現場で働いていた技師の
意見を載せている。
 Japan may have lost race to save nuclear reactor
Fukushima meltdown fears rise after radioactive core melts through vessel – but 'no danger of Chernobyl-style catastrophe' /The Guardian, Tuesday 29 March 2011 16.53 BST
"http://www.theguardian.com/world/2011/mar/29/japan-lost-race-save-nuclear-reactor?intcmp=239

 2)ドイツのサイト/GEOMARでは
もう何れ、このままでは太平洋が何れ壊滅するだろうとの意見を
発表し始めた。
 ドイツのキール研究所のホームページ/http://www.geomar.de/
2012年7月6日発表のシミュレーション等のデータのあるページ/

 3)僕たちは東電・吉田元所長死去を”風化”させないこと。
彼が生前に発言していたことを決して疎かにさせないこと。
 youtube/広瀬社長「社員を代表して心より感謝」

 4)福島県双葉町の元町長・井戸川 克隆 さんの街頭演説にも
”裏”が語られていました。
 福島県双葉町の元町長・井戸川 克隆さんの街頭演説@新宿-1
[ 2013.07.16 ]


 5)最近では政府発表による、「廃炉実施計画の認可」の”裏”を
熟知しておくこと。
 堤未果 x 村田光平「廃炉実施計画の認可」/2013.08.14
http://www.youtube.com/watch?v=kNGH17igez8&feature=player_embedded#t=1

 6)そして、安倍首相のあの”表”を偽装する為の例によって、
真こゝろ感じさせない”ファミリィ-メンツ”の為の政治を行っている
”なりすまし発言”。五輪招致も…
 日本メディア「安倍首相の無責任な発言、安全という根拠は?」

 どうか、僕たちの國、日本國をこれ以上、惨めな國にしない為にも、
皆さん、最低この6つは決して、忘れずにご家族で、お子さんたちと
そして、恋人や友人たち、仲間たちへと語り継いで下さい。
これが「民主主義の根幹」です。
“風化”させてはなりません。

 3)最近の操作された”表”としての”東京オリンピック”と
その”裏”の”IR法案”/

 この数日来、これからもそうでしょう、
“表”は天下を執ったように自分たちの政策としての、
消費税やTPP問題等と
”裏”問題としての『FUKUSHIMA』、地球規模での放射能拡大事実や
体制の不都合さと政府の覚悟の無さを隠す為に
そして、メディアへの時間稼ぎのネタとして、
この”次回オリンピック大会の東京開催決定”は
『日本B層国民』を喜ばせ、騒がし続けるでしょう。
 
 しかし、”次回オリンピック大会の東京開催”の”裏”にも
念願の(?)”カジノ”ビジネスの合法化が在り
その新たなるビジネス利権があのパチンコ業界と関係政治家ファミリィーを
基盤として、関西を軸に渦巻くこれからの数年でしょう。
 パチンコ業界のボス、マルハンやラスヴェガスカジノ業界、
パチスロのU.E.(旧アルゼグループ)の新旧合同作戦による
長年の思惑が実現化したのがこの”IR法案”。
 彼らたちは今後、これ迄に使った維新の会のハシシタ軍団や
自民党や元石原都知事時代からの政治資金以上に
新たな”より多くの儲け”が、開催ではしゃぎ廻るメディアと共に
新観光産業となって消費税増税の影で定着、発展してゆくでしょう。

 早い話が、この”IR法案”が生み出す新たな社会環境とは、
”ラスヴェガス”+”アキバ”+”吉本”+”AKB48"
それに、”e-ギャンブル”などの、”アプリビジネス”という
新たなメディア環境を発展させた“ヴァニティな表”。
こうして、新しいが変わらぬクオリティ”日本國”の
未来社会が構築されてゆくのでしょう。

 ”次回オリンピック大会の東京開催”決定の裏のシナリオがこの“カジノ法案”の通過です。

 従って、この東京決定は当然、海外のカジノ関係業界の下心と入れ知恵があっての決定。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MSU9LR6TTDS901.html

 当然、自民党もミコシを担ぎ始める。

 平成16年6月に始まったカジノ産業案『ゲーミング(カジノ)基本構想』/
http://www.vmi.co.jp/info/bestvalue/pdf/bv12/bv12_07.pdf

 旧アルゼ(ユニバーサル・エンターテインメント)への質問状/
http://facta.co.jp/blog/archives/20121115001148.html

 もう一つ、昨年12月30日の朝日新聞の第1面記事に取り上げられた
”フィリッピン政府高官たちへの高額賄賂疑惑”もありました。
(しかし、このニュースはその後消去されている。)
 
 蛇足ながら、
昔の日本には、神道や仏教の思惟の根幹に
『2項対立』的発想は無かったことが、
元来、僕たちの國が持っている素晴らしい『発想の為の根幹』なのです。
 即ち、「0:1」/「YES:NO」、「良い:悪い」の世界観は
その後、西洋を学んだ学者たちが持ち込んだ
西洋哲学の根幹でしか在りません。
合掌。

文責/平川武治。
初稿/初稿/2013年9月11日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?