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要件定義で画面イメージを作らないとどうなる?

要件定義書について

要件定義書の核となるのが、実現したい要件のリストです。
このリストは最も仕様に直結するもので、多くの人が想像するモノだと思います。
このリストに記載すべきは、要求をもとにした要件の一覧とその背景です。
背景を一緒に記述することで、そのあとの工程で目指すべき目的がずれにくくなります。

画面イメージを作らないとどうなる?

要件のリストを作っておしまいではなく、画面イメージも作る必要があります。
この画面イメージを作らないと、文字だけのやり取りとなってしまいます。
要件をもれなくリスト化したとしても、最終的な完成イメージがメンバー全員に伝わっていないと、「やっぱりなんか違う…」とプロジェクトが崩壊してしまう恐れがあります。
簡単でいいので(もはや手書きでもOK)必ず画面イメージを作成して、次工程に入りましょう。

画面イメージの作り方

要件定義段階では詳細に作りこむ必要はありません。
あくまで、ここでの画面イメージの役割は認識合わせのためです。
Excelで十分なもが作れます。
すでに稼働しているシステムに手を加える場合は、画面キャプチャを使って切り貼りしていけばそれでよいです。
「ここにこんなボタンを表示させる」
「このボタンを押したら、この画面へ遷移する」
といったことが分かるように出来ればOKです。

新規システムを作る場合でも、まずはExcelでもパワポでもよいので、ボタン配置、その時点で決まっている文言、配色、文字の大きさ、画面の動き(遷移)などなど…
ざっくりでよいので自分の頭の中のイメージをいったんカタチに落としていきます。

正確に作ることよりも大事なこと

この要件定義の段階では、正確に作ることよりも何よりも、まずは作ってみてほかのメンバーに見てもらう。修正してまた、見てもらう。というスピード感が大事です。
このタイミングで正確に作ろうとしても、どうせ後工程で修正が入ります。
また、時間をかけてこだわればこだわるほど時間がかかってしまい、プロジェクト全体が遅延してしまいます。
まずはとにかく成果物を作ってブラッシュアップしていきましょう。

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