田口ランディさんの本


あぁ・・・
このかんじ

田口さんの本は
本当にこう

暗くて深い沼に眠っているものを
ボゴボゴに掻き出して来るんだ

文章を読んでいるだけでもう

吐きたくて
吐きたくて
しょうがなくなってくる


奥底の

湿った

汚くて不衛生な

手の届かないところに光を照らす


でもその照らし方は

乱暴で雑で
時に眩しすぎて

だから苦しくなるんだ


でも私はどうしても
その苦しさを欲してしまう

私の無意識は
何かを彼女の文章から暴かれたがっている

それを探して
今日もページをめくる

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