生きてるだけで


「すばらしい」

なんて思えたこと
今まではあまり無かった

身体も心もピンピンに元気だと
どんな刺激にも敏感になってしまう

喜びも大きいけれど
その分
喜びも苦しみも目一杯感じてしまう

わたしはこれまで
大きな病気を患ったことはなかった

ボコボコにされても
大病ひとつしたことがなかったのに

この前ついに
「橋本病」と「無痛性甲状腺炎」を発症していると 診断された


確かに最近は


頭が朦朧として
少し人と関わっただけで
息切れが起きるようになり

酷い時は
人と30秒ぐらい会話しただけで
息が切れて
もうギブアップ!なことにもなっていた

少しの悲しい出来事を見聞きしただけで
涙が止まらなくなり

髪の毛はごっそり抜けるようになり

わずかな出来事も覚えていることが難しくなった

日によっては
呂律も上手く回らなくなり

「これははすがにおかしい」と思って
 専門の病院で診察をしてもらった

「橋本病」は前から持っていたらしい


そこに無理が祟って
「無痛性甲状腺炎」というものも
発症してしまったので
いよいよ無理がきかなくなった

というところのようだ


確かにここ最近のわたしは
溜め込んだ怒りや虚しさを
自分にぶつけることで
何とかしていたこともあった

その激しさは日中だけにとどまらず
毎日のように悪夢を見ては
動悸が止まらなくなっていた

激しすぎる情動が
無意識の中にも溶け出していた

罹った病気も
自己免疫が自分を破壊し
その結果
ホルモンが血中にも漏れ出して
各部位に異常をきたす...
という

「意識したことが現実になってしまった」


とは、まさにこのこと?


これからどうなっていくのだろう


不安だけれど
「生きてるだけでいいや」と
ここまで酷い状態になって
やっと思えるようになった

皮肉なもんだ

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