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献血にまつわるエトセトラ


はじめに

皆様、献血をしたことはあるでしょうか?
救急では輸血を使用する場面が多く、ないことで致死的になる場合もあります。非常に貴重なものです。
個人的な信条として、急性期に従事するからには可能な限り私自身も献血に協力しようとしています。訳あって本日も献血をしてきました。
そんな献血に関して自身の経験を踏まえてお話します。

献血の実際

施設によりますが、基本的には祝日以外の日中に献血をうけることができます。
休日も可能ですがやはり混み合うので平日のほうがおすすめです。HP上で予約もできます。
流れとしては、問診→採血→(条件を満たせば)献血となります。全血献血で30-60分ほど、成分献血で1-2時間ほどを想定したほうがいいです。
献血後は迷走神経反射を起こす可能性があるため、20分ほど休憩してから帰宅します。
数時間は要してしまうため、私は外勤後の時間を利用して献血しています。
(イタリアでは献血の日は有給休暇となる取り組みをしています、羨ましい…。)

献血のメリット

献血は善意に基づいて行われます。
とはいっても何もメリットがないわけではありません。
献血に行くと採血を同時に行うので、後日に検査結果を見ることができます。
複数回献血を行うことで献血のポイントが溜まり、グッズと交換できます(サランラップや消毒液など)。
予約することでポイントが増えるので、事前に行く日が決まっている場合には予約したほうがいいです。
キャンペーンをしている施設では別途グッズがもらえることがあります。

献血を勧める理由

近年、広報などの効果で全体的には献血する人は増えてきているようです。
ただし若年層の献血率は低下してきており安定的な供給ができなくならないか懸念されています。
年齢を重ねると既往症により献血ができない確率が増えていきます。
例えばがんに罹患してしまうと治癒から5年経過しないと献血することができません。
加えて献血には年齢制限があり安定的な供給には今後若年層での献血率の向上が望まれています。
個人としては仕事や家庭など時間的余裕のない若年層に対して、社会的な取り組みが広がってほしいと思います。特に休暇をとりやすい仕組みづくりが必要かと思います。

終わりに

私も大学生までは献血をしたことがなく、一度足を踏み入れるまでは抵抗がありました。
まずは話を聞いてみるだけでもハードルが下がると思います。
最近では大型イベントにあわせて献血車があることもあるので、そういった機会を利用すると良いと思います。
この記事を通して少しでも献血に興味をもっていただけたら幸いです。

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