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【コラム】ショートコント・夢遊病


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以上、スーパー大辞林より引用した「夢遊病」についてである。
子供によく見られる現象で、幼い頃私もよくあったそうだ。

例えば、朝起きると全裸だった。
着ていたはずの寝巻きは、枕元に綺麗に畳んであった。服を畳むのは苦手な子供だったはずなのに。
起きたら瞬間移動していたことも多々。
我が家は恐らく、一般家庭より長い期間炬燵がある。
私が炬燵が大好きで、秋になると毎日出せ、春になってもまだ必要だとごねるからだ。毎年十月から年を越して五月までは炬燵がある。
頭から爪先まで炬燵の中に入るのが心地良いのだ。
ただ、炬燵で夜、眠る事は禁止されていた。風邪も引きやすいし、今になって分かるが炬燵で寝ると体がばきばきになる。
しかし炬燵で寝たい気持ちはかなり強かった。家族が寝ているところ見ていたからであろう、何故私は駄目なんだ!と憤怒した。
その反動だろう、起きたら炬燵。なんてことはよくあったのだが、大体知らぬ間に何かを食している。
籠に山盛りだったみかんが全部皮になっていた時は私が一番叫んだ。手からみかんの香りがした。私じゃん。
皮はちなみに、全部籠の中に座布団のように重ねてあった。どうして?

これらは、言っても小学生時代の話だ。
それからかなり時間は経っているものの、その片鱗は正直毎日、ある。
ほぼ毎日ある。こわい。もう大人なのに…。
今回はその一例を見てもらいたい。


・食べるシリーズ
一番多いのがこれ。

・柿ピー
まだかわいい。三袋食べてた。
お腹減ってたんだな…。しかしピーナツだけ全部残し、袋に戻していた。律儀。

・調味料
私は自炊はそんなに得意ではない。いや、やればとことんなのだが、やるまでにかなり時間がかかる。
なので記憶喪失中も、ばっと手にとって口に入れられるものがいいのだろう。
テーブルにソース、酢、ケチャップ、味ぽんが並んでいて震えた。
味ぽんは空になっていた。塩分…。

・べっこう飴
これはまじでやめてほしい。
既製品のべっこう飴を食べたのではない。
べっこう飴を作ったのだ。
自炊が苦手な理由の一つに、火が怖いというのがある。出来ることならコンロは使わずに調理したい。

なのに、何故、記憶がない間に、火を、使う。

なのに、何故、記憶がない間に、火を、使う。

事の発覚はSafariの検索履歴が[べっこう飴 簡単]で埋まっていたのと、鍋がべっこう飴になれなかったものでべったり汚れていた、そしてベッドの横に飴を巻き付けただろう割り箸が置いてあった。
お祭り気分?
頼むから火を使うのだけはやめてくれ…。
[カルメ焼 簡単]も残っていたので、カルメ焼を作りそうな予感がした日には私に連絡してほしい。
検索しているラインナップが、小学生の理科クラブの実験でやる食べ物だな。
そのうちバターやビーカーで作るアイスキャンデー、スライムなども作り出すかもしれない。


下書きシリーズ
夜、特に寝る前は少し大胆になり、普段しない人にリプライやDM、LINEなどをしてしまう。
これは私だけじゃないはず、と信じたい。どうですか?
これだけでも既に事件なのだが、記憶にないツイートがあると慌てて消すのが日課になっている。おぞましい。
リセット癖があるので無意識に投稿されたツイートの数々は流石に覚えてないのだが、noteとTwitterの下書きを今回は特別に公開する。特別だぞ。

Twitter編

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は?大喜利か?

ちなみに私は大喜利がめちゃくちゃ苦手だ。面白いことを言ってやろうと思うと緊張するし、そういう人を見るとちょっと寒いなと斜に構えている節がある。
これ、でも、面白いこと言ってやったぜ感凄すぎませんか?
恥ずかしい、こういう人間だけにはなりたくない。

・note編

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おこがましいにも程がある。
大胆になりすぎだろ。

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これで何を書こうとしてたのか全くわからない。1から10まで一つも理解できない。
誰か創作のネタにしていいですよ、公開したら教えてくださいね。

あと実は、寝言編というのもある。
これは寝ている最中だし、夢遊病としてはノーカン。
もちろん自身は寝ている訳だから全く記憶にないが、同居人の悪い趣味でスマートフォンにメモしているらしい。最低だなお前。
ちなみに今20個程溜まっていて、半分は下ネタだとか。悲しい。
まだ己の覚悟が決まらず、見せてもらっていないが、私にもう少し恥がなくなったら公開したい。


実際のところ、自分が夢遊病なのかどうかは分からない。
ちょっとだけ真面目な話をすると、日々の弊害をネットで調べたらとんでもない病気がヒットしますよね。
本当はそんな大した事ではないのに、不安だけが煽られる。
〜〜かも!?な情報に自分の健康が踊らされるのは勘弁なので。と言いつつ夢占いをよく検索しては落ち込む日々を過ごしているのだが。
知らぬが仏とはこの事だ。
でも、再三になるが、火だけは使わないでくれ。
今これを書いている云寺から、記憶喪失タイムに好き勝手している云寺への唯一のお願いだ。



云寺



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