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自分への言い訳探しを辞めるまで|Tapestory 交換日記 008

ゆうこさん

小学校はもう夏休み!このアメリカの6月中旬から8月末っていう夏休みの長さはさ、子供の時に経験したかったよね。親としては、2か月半もどうするのーー?!ってね。日本の小学校って学年の途中だから、自由研究とかやることがあるじゃない?でも9月始まりのアメリカは、夏休みは学年が終わったあとだから宿題とかプロジェクトとかがないことに気づいた。良くもあるけど、いくらでもダラダラできそうで。。。何事も一長一短だね。

心身を健康に保つためのルーティーンかあ。なんだろう。ぱっと思い浮かんだのは「ソロ活動」。そしてもっと大事なのが「それを良しとする心の持ちよう」かな。

私はさ、昔からあまりしっかりとグループに属さない人だったというか、団体で動くのがあまり好きではなくて。例えばね、中学のころバドミントンやってたの。ダブルスでやるのが苦手で、いつもシングルとしてやってた。

なんでだろうって今考えると、ダブルスが苦手なのは相手を信頼していないとかじゃなくて、心身を健康に保つための距離感の取り方が難しかったっていうのがあったのかな、って。

でも何もずっと一人でいたい、とかではなくてね。逆にソロ活動があるからこそ、家族との共同生活も、お友達との楽しいお出かけも、仕事のコラボレーションも上手に出来る。私のソロ活動は、例えばひとり散歩、ポッドキャスト聞きながら料理、庭に椅子出して一人読書、いっぱいある植物の水やり、好きな映画を見ながらの集中編み物時間。

人に会うことでエネルギーを得るよりも、一人でエネルギーチャージをして、それから人とのコミュニケーションを楽しむっていう典型的なIntrovert(内向的人間)なのだと思う。

でもさ、これを分からなかったときは「自分はなんて付き合いの悪い人なんだろう」って、ずーっと思ってた。結構さかのぼるけど、小学生の時の家庭訪問中、先生に「けいちゃんは、新しい先生やお友達が来てもすぐにみんなと一緒に飛びつくタイプじゃなくて、まずは遠くから様子をみているタイプですね」って言われたのね。その時、先生にどういう真意があったのかは分からないけど、リビングで母の隣に緊張しながら座っていた私は、感覚的に良い評価はされてないなって気づいた。きっと「常に多くの人と一緒にいて、新しいことにもすぐに積極的に飛びつく子」が正しいんだって何となく子供心に信じるようになってた。

でも「いやいや。人間にはいろいろタイプがあるし、どっちが悪いとかどっちがいいとかでもなくて、色や形はさまざまだしね」と思えるようになったのは、大分あとのこと。それを受け入れてからは、自分への言い訳探しで苦しくなることもなくなった。そんな納得感にたどり着くまで、ざっと20年以上はかかったかも。

ゆうこさんもさ、これまで仕事とか家庭とか、人間関係のあれこれを通して、自分のことを知っていく過程がたくさんあったと思うのだけど、受け入れるまでに時間がかかった自分の特質みたいな部分って何かある?

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じゃあ、夏休みどうしよう計画に戻ります。今年は、ほぼずっと自宅待機の一年だった去年に比べると、大分外に出やすくなったよね。とりあえず、おにぎり作ってピクニックは予定に入れなくちゃ。

またね。

けい

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踊る眉毛は大切なルーティン|Tapestory 交換日記 007

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