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タペストリー公開交換日記

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TAPESToRYの等身大おとな作文係と感情の整理整頓係が、シアトルからゆるゆると進める交換日記です。
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記事一覧

もさもさワールドのためのこの夏の決意|タペストリー交換日記 022

けいさん なんとびっくりマレーシアからお返事ありがとう! まだまだ変化が盛りだくさんのけいさんとは真逆で、私は同じ毎日を繰り返すとても穏やかな夏を過ごしてる。今年のシアトルは涼しくて最高で、それに加えて毎度の苦行だった『子ども付き夏休み+仕事は通常運転』も、大きくなったからかな、カオス度がぐんと下がった。嬉しいような寂しいような。 そんな今年の夏のテーマはしいて言えば、Lean in、だった。平穏な日々だからこそ、ちょっと深堀れる余裕ができたのかも。 けいさんが前回書

南国の伸びやかな熱帯植物たちのなかで思うこと|タペストリー交換日記 021

ゆうこさん シアトルから東京に戻ってくるだけでも一仕事だったのに、辿り着いたら着いたで、今度は「さあて、これからどうしようかしら?」って思った去年の夏。あれから、まさに大人のじぶん探求を半年くらい続けた結果、マレーシアに1週間出張に来てるよ。うふふ、かなり面白い展開でしょ! 人生本当に分からないね、というか、先が見えない人生を創る変な自信がついちゃったよ。アメリカから今度は日本よ!って思ってきたら、いきなりアジアへ!という展開。 でもこれもね、ゆうこさんが前に聞いてくれ

旅の非日常で見つけた『まずは自分、元気でいよう』|タペストリー交換日記 020

けいさん お返事がしばらくこなかったから、自分からもう一度書いてみることにしちゃった。中学の時に交換日記をしていたあっこちゃんが大会前で忙しかった時も、そうしてたような気がするし。 前回は、アメリカ西海岸で嵐が吹き荒れている話をしたけども、きっとけいさんのいる西東京の自宅にも、超局地的な嵐がきているんじゃないかと想像してるよ。大きな引っ越しって、予想外のことが大変だったりするしね。日本じゃ新年度だし、焦らず。お返事はいつだって待ってるから! 日本じゃもう春の行楽日和だろ

離職のお知らせから考える、嵐の中で立ち止まる強さ|タペストリー交換日記 019

けいさん お返事ありがとう!ファミリーで引っ越しってそれだけでも大変だけど、しかも年末年始だったし、きっと盛りだくさんだったよね。そんな怒涛の生活の中でも交換日記続けてくれて、嬉しいぞっ! 自分のことを振り返って思うけど、とっても大変なときって言葉が全然出てこない。勢いで「ねぇこんなことがあってさ、困ってるのよー」は言えたとしても、その時自分が何を考えてるかを文字にするのは、すんごく難しい。書いてしまうと本当にそうなんだと客観視せざるを得ないし。見て見ないふりをしてなかっ

自転車に乗ってじぶん探求の新生活|タペストリー交換日記 018

ゆうこさん 東京にきて4ヶ月が経ったよ!お返事、長い間待っててくれてありがとうね。新しい土地でいろいろあるけど、何とかやってるよ。 ゆうこさんが言ってた障害物競走。この例えがとても役に立った(立っている)数か月間だった。変わること、変わらないこと、本当に毎日いろいろあって大変。だけどこの状況を障害物競走中なのよ、って言った途端にこころが軽くなる。素敵な表現。 楽しいことって何だろうって思って考えてみたのね。ちょっとご馳走的な値段だった日本食が普通に食べられることとか、本

めくるめく障害物競走の秋|タペストリー交換日記 017

けいさん ふと気づいたらもう10月だ!シアトルは日も短くなってきて、紅葉も始まってるし、もうすっかり秋だよ。 さっきふと窓の外をみたら、リスが花壇の土に胸までダイブして木の実を押し込んでるのが見えたの。そうだよね、今のうちにやっておくことがいっぱいあるよね、とうなずいちゃった。だから寒いけど、今日の夕飯はファーマーズマーケットでピクニックなのだ!(と、気が変わる前にここで決意しておこう) 秋はアメリカでは進級の季節だから、9月は本当にめまぐるしかった。新しい学年に先生、

怪しげな長距離バスと、高村光太郎の道程|タペストリー交換日記 014

ゆうこさん 月日が経つのは早いっていつも自覚していても、最近はさらにスピード感が増してるよ。なんだかいつもあっという間だ!って言ってる気がしてて、逆にこの先、時が経つのが遅いって感じることなんてあるのかなあって思う。 だいぶ長い間お待たせしてしまった交換日記。すっかりお庭のキウイの花が咲く時期になってた。待っててくれてありがとね。 この間聞かれたのは、「思い出がするする出てくる曲」だったよね。うーん、、いっぱいありすぎる!私は音楽に紐づいた思い出が結構たくさんあって、特

昔していたあのバイト、から垣間見る自分|Tapestory 交換日記 013

けいさん 気がついたら豆まきもバレンタインデーも終わってた! 2月ってあっという間だね。気が付いたらもうチューリップの芽がでてる。シアトルの長い冬も、そろそろおしまいかな? 前回の交換日記でけいさんがやっていた、タイマーをつけて何かを書いてみるの、あれすごくいいね。ついいろんなことを伸ばし伸ばしにしちゃうから、「今ここでありったけを全部絞り出す」って気持ちがよさそう。 それで私もタイマーをつけて、昔どんなアルバイトとかボランティアをしたのか全部書いてみたのよ。もう今の履

ぷちぷちという喜びの音|Tapestory 交換日記 012

ゆうこさん、あけましておめでとう! 感謝祭とクリスマス、大晦日とお正月を通り越して、すごく久しぶりになっちゃった。その間に、タペストリーのシーズン1もあったから、なんだかイベント満載の数か月だったよね。 えーと、どんなことに感謝するのかっていう話だったよね。 少し前にね、他のところでやったワークショップで、感謝をすることを決められた時間、ひたすら書き続けるっていうことしたのね。これは大好きなワークのうちの一つ。 面白いのがね、最初に出てくるのは家族、友人、健康、時間、

The Power of Two|Tapestory 交換日記 011

けいさん 秋の一大イベント、ハロウィーンがやっと終了したわ。去年が控えめだったから、今年はどこもすごく気合が入ってた気がしない?どんどんテンションを上げて走り出す子どもたちを傍目に、私はエネルギーを吸い取られてぐったり。週末明けの今日はまったり過ごそうと思います。。。 それにしても、母親としての罪悪感か。それは永遠のテーマだよね。私も捨てたいけどなかなか捨てられない。落ち葉かきでもして、さつまいもと一緒にぱぁーっと燃やしてしまえたらすっきりすると思うのに。 そして「もっ

ごめんねの日々から、ありがとうの世界へ|Tapestory 交換日記 010

ゆうこさん 久しぶりの交換日記だね。待っててくれて、ありがとう。ゆうこさんの日記読んでて、ものすごい共感した。「自分によく合うお部屋探し」――私たちのTapestoryの活動も、その一環だよね。うんうん。 えっと、断捨離の話だったよね。 私が捨てたくてもなかなか捨てられないものは、【母親としての罪悪感】かな。 ここ最近は、Unapologetic(謝ることなく)に生きたいというのがテーマなんだ。どこかで、私が私自身の成長や楽しみために時間を費やすということに、いつもう

故郷で断捨離したもの、しなかったもの|Tapestory 交換日記 009

けいさん さぁ遂に本番、長い長い夏休み!私は悩んだ挙げ句に、結局日本の実家に子どもを連れて帰省したのだけど、これがまた大変で。 自宅隔離期間の間は外出ができないから、代わりに実家の断捨離をしてね。いやぁものすごかった。ゴミが出るわ出るわ、私の学習机だったり、昔の手紙だったり、プリントだったり。これからのすがすがしい生活のために、思い切ってどーんと処分。すっきりしました。 それにしてもけいさんの「ソロ活動」、最高ね。ソロ活動っていうネーミングがどうにも良いね。いろんな方向

自分への言い訳探しを辞めるまで|Tapestory 交換日記 008

ゆうこさん 小学校はもう夏休み!このアメリカの6月中旬から8月末っていう夏休みの長さはさ、子供の時に経験したかったよね。親としては、2か月半もどうするのーー?!ってね。日本の小学校って学年の途中だから、自由研究とかやることがあるじゃない?でも9月始まりのアメリカは、夏休みは学年が終わったあとだから宿題とかプロジェクトとかがないことに気づいた。良くもあるけど、いくらでもダラダラできそうで。。。何事も一長一短だね。 心身を健康に保つためのルーティーンかあ。なんだろう。ぱっと思

踊る眉毛は大切なルーティン|Tapestory 交換日記 007

けいさん そうだ、けいさんはピアノ弾くんだったね!将来、娘ちゃんと一緒に弾けるようになったりしたら、素敵だねぇ。私はピアノは全然だけど、まるで同じような体験をしたことがあって、面白いなーと思って読んだよ。 大学院の授業で発言できなくて困っていたとき、新卒で入った会社の文化が息苦しく感じていたとき、初産が悲しい結果に終わったとき、私の心の支えになったのはバレエだった。悲しいかな、けいさんのピアノと違って、つま先が勝手に動く、なーんてことはなかったのだけども。 体は硬いし、