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私が中国にハマった理由

「なんでそんなに中国が好きなの?」と質問をよく受けるので中国にハマった理由を書いておこう。

元々、中国の歴史や文化にはとても興味があり好きだった。
中国の詩も好きでいつか中国語を習ってみたいな~と思いつつなかなか手を付けずにいたが、中国語レッスンを体験で受ける機会がやってきたのが2017年が終わる年末頃。
カフェで学ぶスタイルの中国語のレッスン。
ここで出会った先生が中国語についてだけでなく様々な中国文化も教えてくれたので授業が単純に面白かったのと今まで全く触れてこなかった中国語の魅力を知るようになってどんどんハマって行った(やりだすとトコトンな性格)
中国語って本当に奥深いのでどんどんのめり込んで行った。
また、中国語を習うことを目的に中国語圏内の友達が作りたいと思い、お得意のネットで友達を作ることを始めた(BBS活用の経験が活かされる瞬間)
中国語でメッセージ交換をするのでの語学の勉強にもなるしローカルの文化なども知ることができた。

■中国語はとてもロマンチック
中国の友達とメッセージ交換をしていると成語を使って返してくる人もいた(成語とはことわざのこと)
日本でも耳にする「百聞は一見にしかず」は成語で『百闻不如一见』
「温故知新」なんかも成語でこれは漢字も同じ。
成語を取り入れる粋なものもあれば、漢字の組み合わせでとてもロマンチックな表現をしてくれる人もいる。
例えば、中国の友達とのやりとりでの出来事。
私「4月去上海」(4月に上海に行きます)
友達「春暖花开」
これ日本人は漢字を使うので見れば何となく分かると思うが、翻訳ソフトなどではちゃんと翻訳されない。
そう、直訳できないのだ。
(私の文の流れから4月は暖かい春の季節です、花が開花するいい季節ですよ)と言う意味が含まれたメッセージ。
このメッセージを見て『なんて美しいんだろう!』『ロマンチック♡』『危うく惚れる』と思ったわけですw
他にも中国語でモーニングコーヒーってなんて言うのか先生に聞いてみたところ、、、
直訳だと“早安”(おはよう)+咖啡(コーヒー)?と思ったら全然違った。
『清晨咖啡』が正解!!(と言うか先生がイメージして作った感じ)
この“清晨”が朝を表しているんだけど、まだ完全に明けきらない濃い青の状態の朝を表現しているらしい。
そう言われるとまだ薄暗く空気が少し冷たくて澄んでいる情景が目に浮かんでくる。
この漢字で情景が浮かんでくるような表現をする中国語はとても美しく奥深い!と更に興味が沸いたわけです。(ヲタク気質)
この魅力を話してもあまり分かってくれる人はいないがww
それで、古本でしか売っていない中国語研究職の人が使うような成語辞書も買ってしまったのだww
古本で8000円したのはビビったけど(爆)

汉语太博大精深了!!

■中国の友達との交流
日本にいると中国の情報は殆ど入ってこない。
こちらから情報を取りに行くスタンスが無いと全くと言っていいほど。
政治的な内容は入って来るがそれも実際のところ確実な内容なのかまでは分からないこともある(コラッ)
さて、ネットで友達作りを始めたら北京、上海、杭州、深圳、香港、澳門、台湾、シンガポールと中国語を使う国の友達が増えていった。
(簡体字ではない地域もあるが繁体字も中国語なので)
細かく言えば中国は地域によって方言があり同じ中国人でも聞き取れない中国語があるみたい。
面白いエピソードで言えば、蘇州から杭州までの移動で上海人の友達と新幹線に乗っていたときに車内をアナウンスしながら走り抜けて行く乗務員がいたが『彼の言っていることが分からない』と言ったのだ!
これは、衝撃的だったww
『あれは北側の方言だ』と。
日本で言う津軽弁みたいなことか。
中国語の方言ってものが面白いと思って調べるうちにこの中国の方言を使ったラッパー達の存在を知った!
ラッパー以外にもバンドなどもいることが分かり更にのめり込んで行った。
アーティストを調べていくうちに北京でDJをしていたりドラマーをしている人と繋がった。
現地の人達と交流するうちに色んなことを知ることができて面白かった。
これがハマっていったきっかけの1つでもある。

中国历史源远流长,中华传统文化博大精深。

■止まっていた中国のイメージ
申し訳ないが中国にこんなにハマるまでは結構、昔の中国のイメージのまま止まっていた。
ITの技術などは中国が進んでいる情報は知っていたがその他のカルチャーについては情報が無かったので止まったままだった。
例えばHIPHOPなんてラップやロックバンドの歌の歌詞など表現の制限が厳しい中国のイメージだったので古臭い日本で言う歌謡曲や演歌みたいな音楽が主流だと思っていたからww(失礼しました)


しかし、調べると面白いアーティストが沢山いるではないか!!
台湾や香港には表現の自由さが本土よりあるので様々な音楽があるのは多少情報は入ってきていたけど、本土もこんなにあるのか!と驚いた(ホントすいません)
だが表現の制限は、未だ厳しいままだしちょっとイメージが悪いと露出まで制限される。
HIPHOPも少し前までは割と番組があったが今はちょっとしたことで圧がかかった。
日本からしたら『え?!そんなことで?』と思うような内容。
しかも、日本だとJラップごときで国が動くことはないでしょw
それでも、制限がある中でも上手くやっているんですよ~
私が若かりし頃、まだ渋谷のマンハッタンレコードなどが盛り上がりを見せてホテル街にあるクラブが週末はパンパンだった頃を思い出すかのようなあの熱気が中国にはあるなと感じた。(年齢分かるな)
あの頃は、面白かったなー(遠い目)
今の日本のクラブはスカスカだし変な制限で軒並み閉店してしまい日本のカルチャーが無くなったと感じる。
中国の友達に「日本のクラブや夜の活動は盛り上がっているんでしょ?」と聞かれたが「それっていつの時代の話だ?!w」と返したくらい。
いっぽう、中国のクラブはと言うとめちゃくちゃ盛り上がっている!
北京でDJをしている友達に北京のクラブを数軒案内して貰った。
海外人オーナーの箱もあれば中国人オーナーの箱もありどこも色がある。
人がめっちゃ入っているところもあればそうでも無い所もあったが全体的に夜の活動は盛り上がっている。
それにより週末はタクシーも大忙しで捕まらないし深夜でも大渋滞!ww
バブルを経験したことがないが日本のバブルもこんな感じだったのかもと思えるくらい。
しかも、日本のクラブは朝5:00くらいまでが1番長い営業スタイルくらいで夜中の2時、3時になれば帰る人も多く朝方には空き始める。
でも、中国のクラブは午前11時まで盛り上がっていることもあるみたい!(すげー元気だなw)
そして、中国のクラブの遊び方は数軒ハシゴするみたいで1箇所にいるって感じではない。
多分、日本と違って入場料を取るスタイルでは無いからだ。
日本のクラブは大体が入場料を取るスタイルなので1度入ると別の場所へ移動してまた入場料を支払うのは微妙と思える部分もあるからだろう。
中国の場合は、ドリンク代だけのところが多いので数軒ハシゴするのも気軽な訳だ。

私が中国語でコミュニケーションが取れるレベルならもっと色々と突っ込んだ会話もできるだろうし、友達が友達を紹介してくれてと言う事が多いので本当はもっと喋りたかったけしめっちゃ、イケメンと会っても大した会話ができないしwww
今の私の中国語レベルではキビシー!!!と悔しい思いをした(泣)

まぁ、中国語のレッスンも週1回1時間行けるか行けないかの状態だから上達もしないのも当然なんだけど。。。
なんだかな~ともどかしさも感じながら北京で夜通し遊んで朝を迎えたのが9月のこと。

こりゃダメだ!!!と思ってついに本気で取り組む決意をして会社員を辞めることにした。
いや、辞める決意には他にも色々と考えることがあったからでそれについては、また次回書くとしよう。

つづく


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