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養鶏農家修行の記録。佐賀でできた親友にありがとうと伝えたい。

ゴールデンウィーク明けから今日まで、佐賀で養鶏農家修行をしていました。

精一杯学んで、働いた2週間。
佐賀で全力で頑張る親友もできた。

今日はその記録を残す。

フィリピンで養鶏始めます!

なぜ僕が養鶏修行をすることになったのか、??な人も多いかと思うのでまずはその説明から。

ずっとずっと言っていた、フィリピンのサトウキビ農家のための起業。

ボーダレス38社目として、養鶏事業をすることになりました。

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養鶏にしたのは、彼らがサトウキビ農家を育てつつ、副収入として得るのにとても良い方法だと思ったから。
現地の状況を聞くと鶏肉が売れそうだったっていうのも養鶏にした理由。

養鶏修行場所 素エコ農園

養鶏修行は佐賀の伊万里市にある、素エコ農園という場所を選んだ。
素エコ農園は、僕と同年代のさとしくんがおばあちゃんと一緒に暮らすために起業して鶏を飼育しているところ。

鶏の羽数は800羽ほどの小規模養鶏場で、餌を自分たちで配合して与えている。

小規模の養鶏を参考にしたかったのと、立ち上げたばかりの養鶏場で働くことで、現地に入ったときの想像がつきやすいと思ってお願いした。

同期として働く予定だったさとしくん

実は素エコ農園を立ち上げたさとしくんは、もともとボードレスの新卒RISE入社予定だったらしい。
同期として一緒に働いてた可能性も。

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さとしくんのもとで養鶏を学べたのは本当に良かった。

まず、同世代だったから何から何まで聞くことができた。
朝五時におきて、
餌を配合して、与えて、鶏舎の改善をして、採卵して、たまごをきれいにして、パッケージにして、販売するまで、ずっと一緒に作業ができた。

養鶏について何でも聞くことができたし、フィリピンの状況をシェアして、意見をもらうこともできた。

あと、さとしくんは養鶏法をただ踏襲するのではなく、試行錯誤を繰り返しながら論理的に養鶏をしている人だったのはよかった。

「鶏の特性がわかれば、餌配合や鶏舎設計は改善していける」と言っていたのが印象的で、細部に関して意味を持ってそれが説明できる人だった。

日本のやり方をそのまま現地に持って行くことはできない。
日本の技術とフィリピンの技術を組み合わせる必要がある僕にとって、日本でされている養鶏法がどのような理由でそのようにおこなわれてるのかを知れることは大きかった。

学んだこととフィリピンでの養鶏

この2週間で、日本で今から養鶏の事業を始めることになったとしても大丈夫なくらいの経験がついた。
雛育成も、鶏舎の設計も、餌配合も、餌やりも、鶏をしめて捌くこともできるようになった。

フィリピンでおこなう養鶏法もイメージがついてきた。

フィリピンの養鶏は死亡率が40%くらいあるんだけど、その理由がみえてきた。
おそらく、原因は雛育成にある。

菌のあるところで飼育をするのであれば、雛のうちに菌にならしておかないといけないが、現地ではそれがおこなわれてない。ワクチンを打つだけで、菌のなるべくないところで飼育すると抗体のない雛になってしまう。

雛のうちに菌にならす方法が、現地でもできそうなのでそれを実施しようと思う。

この2週間いろんなことを学ぶことができた。
本当にさとしくんにありがとうを伝えたい。

2週間一緒にしかいなかったけど、養鶏の事だけじゃなくても相談事があったら僕はさとしくんに打ち明けると思う。
そのくらい仲良くなれた。


素エコ農園の技術で、フィリピンのサトウキビ農家の生活を変えると改めて決意した2週間だった。

ありがとうございます! 現地で大切に使います!