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チャミ→なかしー(#4)

なかしーへ

私は何が嫌いかって、夜中の蚊に起こされることが本当に嫌いで、はっきり言って殺意を感じます。蚊に。
夜中に寝ていて耳元であのプ〜ンという音がするやいなや子どもが寝ていようが電気全付けで臨戦体制、徹夜を覚悟して蚊取り線香に火を付けます。
殺意といえばずいぶん前に子育てに疲れ果てて病んでしまい、まだ赤子だった次男やら長男やらを元夫に預けて久々に一人で寝ていた夏の夜に、ハッキリと私への殺意を感じて飛び起きたことがありました。
慌てて電気を付けたけれど誰もいません。
それを向けていたのはもちろん子どもを頼まれた元夫ではなく、一匹の蚊でした。
蚊が私を狙って、私に向かって飛んできていたのです。
なんて大袈裟なと思われるかもしれませんが嘘ではないし、盛ってもいません。
赤ちゃんを育てる精神的プレッシャーと寝不足で感覚が過敏になりすぎていたのかもしれません。
蚊は血を吸うのは基本的にメスだけで、子どもを産む栄養を得るためだと聞いたことがあります。
蚊のお母さんも命を産むために命懸けです。
ですが私だって自分を守るのに命懸けです。
その後、布団の上にあぐらをかき、座頭市よろしく神経を研ぎ澄まし、あのラケットみたいなバチバチッ!てなるやつでなんとか蚊を仕留めましたが、あのゾッとした感覚はなかなか消えませんでした。

それにしてもなかしーの住むところはAmazonってそんなに早く届くのですか?都会だからそうなのかな。私の住むところは田舎だから2日くらいはかかります。それでも大変ありがたいので、私は時々AmazonのことをAmazon様と呼んでいます。
枇杷の葉チンキ、使い方あってますよ。
虫刺されとかに塗り塗りしてくださいね。
お役に立てて何よりです。
そして旦那さまお帰りなさい。
毎日お仕事おつかれさまです。
なかしーも家事とか学校とか子育てとかおつかれさまです。

わからないことが怖い、と、前になかしーが言いました。怖いですよね。わたしは何もわからないなっていつも思ってます。昔からなにもわからない。わからないことは怖いんです。だってどうなるかわからないから。
なかしーは私が病的な怖がり、不安症だって知ってると思いますが、MOTOKOさんにわたしが死ぬことが怖いことを話したときに、「いつ死ぬかわかったらいいのに」って言ったら、チャミちゃんは死ぬことじゃなくて生きることが怖いんだよねって言われました。そうなんですよね。わからないから、生きることが怖いんです。次の瞬間がわからないから。
人のことはわからないっていうのは私の基本的な考えなので、人のことがわからないのは怖くないのです。人のことはわかんないよね〜って思ってます。わかるわけないって思ってます。で、それで良いって思ってます。人のことわかるなんて、ある意味傲慢だって思ってるから。共感したり、あれ?なんか違うな、って思ったりしながら、それでもいっしょにいたい人といられればそれでいいんだと思っています。
離婚する前にこういうふうに思えてたら良かったのかも知れませんが、人を理解したい、わかってもらいたい、わかり合いたいと、真剣に徹底的に傷付いたり傷付けたりして、禿げそうになるほど考えた結果の今なのだからまあしょうがないよね、と思います。
他人のことなんてわからないけど、いっしょにいたいと思えるなんて、いっしょにいられるなんて、すごく素敵なことじゃないですか?だからそういう世の中のご夫婦とかパートナーとかってすごいなって思ってます。私から見るとみんな奇跡のようです。

ああまた長くなっちゃった。
うちも火曜日、下の子の希望でオルタナティブスクールの体験入学に行ってきます。近場にもフリースクールがあるのですが、そこは嫌だったみたいで、ちょっと山の方へ。全学年で20人くらいだから、ちょっと少ないしどうなのかなーとは思ってますが。そこにはヤギとかニワトリとかいて、卵とったり養蜂してたりします。先日の見学のときに私もお昼ご飯一緒に食べたんですけど、ものすごい美味しかった。無農薬野菜とかで。普通のカレーなんですけどね。オージャス!下の子の胃袋を完全に掴んでました。
普通の小学校にせよオルタナティブスクールにせよ、私はどっちでもいいのですが、子にとって選べる場所があると思えることが大事かなと思っています。行かないという選択肢含めてね。あとやっぱりなんだかんだ、どこにいようが、どんな人に会うかが大事だよねと思っています。あと自分の居心地のよさ、悪さの感覚が自分で分かるってこととか。学校が、フリースクールが、とかそういうくくりよりも。不自由なルールの中だからこそ自分だけの世界観が広がることもあるし、自由だって「自由」って型に嵌めたらそれはもうただの不自由だし。とかなんとか。
話がちょっとズレちゃったけど、とにかくおかーちゃんおつかれ!ってことで、わたしたちよく頑張ってる!えらい!
いやーほんと、がんばってるよね。そしてやがて息子たちは大きくなって家を出て行き、私はフジ子・ヘミングみたいにたくさんの猫と暮らすのかもしれません。それか「すいか」みたいにシェアアパートに住みたい。

「すいか」っていう本当に本当に面白くて素晴らしいドラマがあって、その中でお母さんの役の白石加代子が家を出て自立した娘役の小林聡美に言うんですよ、「あーあ、親なんてつまんないわよね」って。ほんとにね、わかるー!ってなる。泣ける。おすすめです。
あと西原理恵子の「ものがたりゆんぼくん」という漫画もおすすめです。

さらに長くなっちゃった。
今台所の横に先月支払い忘れてた水道料金のハガキが貼ってあって、今月のも届いたから2枚貼ってあって、これを払わないとうち水道が止まるのでドキドキです。毎月のサバイバル感!まったくお金が欲しいです。お金がないと私の言うこと書くことの全てに説得力がないような気がします。何言っても書いても「え?でもあなた貧乏なんでしょ?」って言われたらもうぐぅの音も出ない。一瞬でヒョウタンツギになります。今度の瞑想会のテーマがお金だと聞いたので、よかったらまた話聞かせてくださいね。

それではまた!




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