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青森へ傷心旅行と称して行った話 Part1
今年の3月、5泊6日青森旅行に行ってきた。
本州最北端、あの青森だ。
青森に行った理由
今年の初め、8年間勤めた会社を退職した。
退職した理由は数多にあるのだけど、
長くなるので今回は割愛する。
退職金をもらい、新しい職も無く時間があった。
こういう時やることの定番といったら旅だろうと、傷心してもいないのに傷心旅行と称して、(ひとり)旅へ出ることにした。
さて、行き先を決めよう。
海外へ行ける程の退職金ではなかったので国内旅行とする。
傷心旅行といえば…
・自然とのふれあい
・地元の人との交流
・ゆったりとした時間
…だろう。(勝手なイメージ)
そして何より大事なのは、「雪」だ!!
白い一面の雪景色がきっと自分を見つめ直してくれるに違いない。(勝手なイメージ)
そうなってくると、北海道、東北、北陸になってくるはずだ。ちなみに自分は三重在住。
北海道、、、何か傷心旅行っぽくないなあ。
北海道は楽しんでいるイメージがある。
陽の要素が強すぎる。却下。
北陸、、、日本海が傷心旅行感を沸き立たせる。
いいかも。
だけど、単純に行ったことがある。却下。
東北、、、かなり傷心旅行感がある。
楽しんでいる感もないし、自然とのふれあい、地元の人との交流、ゆったりとした時間がきっとあるに違いない。そして何より宮城以外行ったことがない!決定!!
どうせなら本州最北端、青森に行こう!
東北の灰汁がより詰まっている感じがするし。
(青森の皆様、勝手なことを言ってすみません)
傷心アピールがきっとできるに違いない。
そんな下心を携えて、青森空港行きの飛行機チケットを予約したのであった。
旅行1日目(名古屋-青森空港)
小牧にある名古屋空港
青森行きの飛行機は名古屋空港から出る。
名古屋空港と謳いながら、
名古屋市には無く、小牧市にある。
名古屋駅からバスで30分くらい掛けて、
小牧の名古屋空港に向かう。
要するに千葉の東京ディズニーランドと同じ。
到着すると名古屋空港のミッキー的な、
『なごぴょん』が出迎えてくれた。
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離陸まで1時間近く時間があった。
意味もなく、展望デッキに出てみて飛行機を撮ったりした。天気が良すぎる。
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空港内にあるタリーズコーヒーでお茶しながら時間を潰す。
いつもならコーヒーを飲むが、フルーツティーなんて頼んでいる。
やばい・・・。
楽しんでいる・・・。
久々の飛行機、そして初青森に浮かれている。
これでは正式な傷心旅行では無くなってしまう。
よし、気を引き締め直そう。
搭乗前、この浮かれ感をかき消す、喉をえぐるような強炭酸水を買おうと待合所の自販機で購入した。
一口飲む。
うん!これこれ!!
浮かれフルーツポンチも吹っ飛び、正気に戻る。
しかしだ。
ん?これって機内に持ち込んで良いもの?
修学旅行生が機内にポテトチップスを持ち込み、袋が膨らむのを楽しんでいるのをふと思い出す。
炭酸水って大丈夫なの?
え、爆発する・・・?
喉もえぐるような強炭酸やで?
そうなってくると急に不安になってきて、この炭酸水を青森に連れて行くわけにはいかないという気持ちになってきた。
気付けばハイキングウォーキングの鈴木Q太郎よろしく一気に飲んでいた。
自然とのふれあい、地元の人との交流、ゆったりとした時間、傷心りょ、、、
げぷーーーー!!!!
あかん。フルーツティーのポンチが再浮上。
やっぱり旅行は楽しい!!
傷心なんかしていられない!!
そんな感じで傷心旅行という大名目と、空になった炭酸水のペットボトルを早々に小牧の名古屋空港に捨てて行き、青森へと飛び立ったのであった。
(後からスマホで調べたら、国内線なら機内への炭酸飲料持ち込みOKだった。なんじゃそら)
傷心旅行感復活
午後12時5分
名古屋空港を飛び立ち、青森空港へ向かう。
機内ではシャトレーゼの『梨恵夢』というお菓子を出してくれた。
要するに名古屋の『なごやん』、
要するに愛媛の『母恵夢』、
要するに福岡の『博多通りもん』。
要するに、そういうやつだ。
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そういうやつを温かいお茶と味わいながら浮かれていると、窓からの景色は一変していた。
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明らかにそこは雪国であった。
早々と傷心旅行が復活した。
雪は凄い。
気分が一気に傷心旅行してくる。
既に青森の領空に入っていたのだ。
約1時間30分のフライトを終え、青森到着。
初上陸、青森。
さっそく外に出てみると、天気は良いものの期待通り雪が積もっていた。
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見せつけるように青森は雪国然としていた。
傷心旅行って何だっけ?
青森に到着し、まず弘前に向かう。
青森県をハンガーとして、青森と弘前、そして今回最終日に行く八戸の位置関係を説明するなら、こんな感じ。
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今回ある理由で、弘前→青森→八戸を回る。
青森空港から弘前へはバスで向かう。
バスの時間まで少しあり、昼食をまだ取っていなかった為、空港のレストランでお昼を食べることにする。
食べるものは空港に着いた時から決まっていた。
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『ねぶた漬』である。
以前お土産で貰ってから、このねぶた漬の虜になっていた。
要するに松前漬けなのだが、ねぶた漬にはそれに刻んだ大根が入っており、食感がまた楽しい。
ご飯、お酒がすすみまくるのだ!!
そして、気が付くとこうなっていた…。
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青森の味3種セット的なやつ。
いがめんちとは、青森の名物でイカをすり潰して揚げた料理のこと。
全部美味しすぎる!!
…傷心旅行って何だっけ?
といった感じで弘前行きのバスに揺られ、
赤ら顔で寝ながら気持ちよく弘前へと向かった。
自称・傷心旅行はまだまだ始まったばかり。
(とても)つづく
【次回予告】
・なんで青森からわざわざ弘前に?
・リンゴ!りんご!林檎!
・ストーブ列車でととのう etc...
イラスト ハナイナホ
Instagram
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