ニッポンの勤労観② 禅編
前回に続き、「日本人の勤労観の原点」、つまり日本人にとって「はたらく」ことって元々どういうことだったの?を紹介します。
前回は、稲作を通じた「神様との共創」という考え方が、日本人の勤労観の原点にあったと紹介しました。日常的におこなう仕事のひとつひとつが、この世界をカタチづくる「神様」に繋がっている。だから毎日の仕事を丁寧にやるんだという、世界でも他に類を見ない崇高な精神性です。これは日本古来の土着信仰である「神道」の世界観からくるものですが、一方で日本の外から取り込んだ世界