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「無念(むねん)」(第3回) 

無念といえば、「無念残念」などと使い、心残りなことをいいますが、本来の意味ではありません。

元の意味は読んで字のごとしで「念(思いのこと)が無い」ことなのです。
仏教では、欲望を否定し、無欲を説いています。

したがって、そもそも「念」などは持ってはいけないと説きます。
「空」を求める心こそが正しい心なのです。

したがって、無念こそがあるべき正しい心といっても良いのです。
もっといえば、念を残さないで、それはそれとして受け入れることなのです。

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