昨日からずっと『3.11後を生きるきみたちへ』のあとがきに書いた一節を反芻している。
自分はもう、こうしたモヤモヤからも逃れて、ただの傍観者、観察者として余生を過ごせるかなと思っていたのだけれど、やはり完全には自由になれそうもない。
そんな中、妻が録画していた「NHK高校講座 ノーベル賞学者 大村 智 ~微生物を暮らしに役立てる~」を見た。
高校講座としてはずいぶん子どもっぽい演出だなあと思うけど、この時期にこれを取り上げた番組スタッフの気持ちまで推し量りながら見た。
何度も「イベルメクチン」と言い、「寄生虫」ではなく「感染症」の予防・治療と説明していたあたりにも、細かな、というか、ギリギリの戦略的?意思を感じた。
昨日からちょっと鬱気味だったのだけど、少し落ち着いた。
投げ出すのはいつでもできる。もう少し悩んでみよう。
↑この本の中の文章が複数の中学入試(国語長文読解問題)に採用されたことは、エラそうな文学賞を受賞するより嬉しく、誇りに思えました。