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ビル・ゲイツとジェフリー・エプスタインの関係

第7回ぷちぷちサミットより抜粋(3)

イシ: ビル・ゲイツもそんな感じだよね。彼の場合は金儲けの才覚もさることながら、すでに持っていた莫大な財力と、世界を征服したコンピュータ企業の創始者という点が大きいね。人をコントロールするのにインターネットとコンピュータは欠かせないから。

幽大: ゲイツはイシコフさんと同世代くらいかな?

イシ: ええ、1955年生まれですから今67歳ですね。

幽大: 千代の富士や江川と同じか。

イシ: そうですそうです。シュワブに比べれば若いですが、まあ、老人ですかね。
 ちなみにハラリはまだ47歳ですね。
 彼らに共通しているのは、権力の世襲にはそれほどこだわっていないところでしょうか。
 ゲイツには二人の娘と一人の息子がいるけれど、あまり表には出てきていないのかな。

吾狼: ゲイツの結婚は38歳のときでしたから、長女が1996年生まれでまだ26歳。長男が1999年生まれで、今23歳。次女は2002年生まれでまだ20歳ですから、社会の表舞台で活躍するような年齢に達していないということでしょうか。

幽大: 離婚のときは結構騒がれたがなあ。かみさんが耐えられなくなったからだとかなんとか。

吾狼: 結婚当初からいろいろ問題を抱えていたようですね。ゲイツは5歳年上のアン・ウィンブラッドというIT会社を経営する切れ者女性にぞっこんで、メリンダとの結婚の際も相談したそうですよ。
 結婚後もウィンブラッドさんとは毎年長期休暇をとって旅行にいっていたそうです。
 それだけならまだしも、大富豪として成功した後は、ジェフリー・エプスタインとの親交を通して、ノルウェーのノーベル平和賞財団に平和賞受賞を働きかけていました。
 そのエプスタインは児童買春や少女人身売買で逮捕され、獄中で自殺したことになっています。なっているというのは、謀殺説が有力だからなんですが、……その真相は別として、とにかくトンデモな人物ですね。マフィアとの非合法ビジネスもしていたそうです。
 エプスタインの別荘にはビル・クリントンが若い女性を連れて自家用機で何度も訪ねているほか、トランプやイギリスのアンドルー王子らとも交友があったことで、逮捕、自殺後はいろいろなスキャンダルが囁かれました。

エプスタインが所有していたアメリカ領バージン諸島のリトル・セント・ジェームズ島↑ エプスタインはここにも多数の少女を連れ込み、性的虐待をしていた。各国のセレブたちも客として訪れていた。ビル・クリントンはエプスタインの自家用ジェットに20回以上乗っていることが分かっている

イシ: ゲイツも、エプスタインの影響を受けてかどうか知らないけれど、会社や財団の女性社員、職員に何度も性的暴行まがいのことをしていたというスキャンダルがあるね。
 妻のメリンダも当然そういう彼の正体は知っていただろうから、子供が成人するのを見計らって離婚を申し出た、というのがもっぱらの見立てだね。
 ゲイツのようなタイプも、子孫に自分の権力を引き継がせようというような欲は薄いんじゃないかな。
 シュワブはどうなんだろうね。さすがにもう歳だから長くはないと思うけど、子供はいたんだっけ? 吾狼さん、知ってる?

吾狼: はい。二人いるみたいですね。ニコルとオリビエという姉弟です。姉のニコルは、世界銀行、ボリビア保健省の保健セクター改革プロジェクトなどに従事した後、2004年にWEFのヤング・グローバル・リーダーズ・フォーラムの創設ディレクターに就任。2009年には職場における男女平等参画のためのEDGE認定財団の共同創設者および社長に就任してます。
 弟のオリビエはマサチューセッツ工科大学を卒業している技術関係の専門家。中国人と結婚し、2012年から2015年まで北京のWEF中国オフィスのエグゼクティブディレクターをした後、現在はWEFのテクノロジー関連の統括責任者みたいな立場にいるようですね。

イシ: なるほど。まあ、順当に世襲という感じではあるね。

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こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。