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サステナビリティって何だろう?

 サステナビリティとは持続可能社会という意味である。もっとざっくりわかりやすくいうと、自然や地球環境によい社会という意味。

 ちなみに私はSDGsという言葉があまり好きではない。

 SDGsのSはサステナビリティのことなので、サステナビリティ(持続可能社会)という言葉や、もっといえばエコロジーという言葉でこと足りると思うのに、17も項目を作って、なんだかわざわざわかりにくくしている気がするから。数がありすぎて、「ジェンダーの平等」とか「経済成長も働きがいも」とか、それは持続可能社会とは別の話では?という疑問も湧く。

 ジェンダーの平等については、大切なことではあるけど、大変難しい問題で、持続可能社会の一環として捉えることには限界があると思う。しかも近年、男女平等!LGBTも平等!と高々と掲げることで、少々行き過ぎている感も否めない。それから経済成長と地球環境を守ることは、基本的には相反するものだろう。持続可能社会を目指すならむしろ先進国はそろそろ経済成長という概念から脱却するべきでは? 

 だいたい相変わらず電車や商業施設では冷房が効きすぎていて(関東の電車って特に寒くない?)電気使い放題?だし、外食などで食べ残しがあるお皿を見るのも当たり前だし、添加物満載の調味料も減らないし、緑を壊してつくったソーラーパネルも増え続けているし、無添加の石けんだけになっても死者は出ないはずなのに、合成洗剤はおろか柔軟剤もなくならないし、原発もなくならないどころか再稼働したいみたいだし(リスクと引き換えにメリットもあるのかもしれないが、今使わずに済んでいるものを再稼働する理由って?)、いやいやどこがSDGsなん!? 皆そのへんのところを突っ込みたくならないのだろうか!?

 SDGsという言葉が目立ち始めてから、解消したことや地球環境にとってよくなったことってなんだろう? ビニール袋の使用量がちょっと減って、あとは交通運輸業界でCo2削減の取り組みが進んだくらい?マジでそうでは? それすら、コロナの渦中で使い捨てマスクとプラスチックパネルを大量消費したのでそれほどマイナスにはなっていないかもしれない(もし私の勉強不足でしたらすみませんが)。

 もちろん、SDGs的な取り組みを行っている優良企業もあるけど、そういう企業はSDGsという言葉が登場する前から持続可能社会に貢献するような努力をしている会社がほとんどではないだろうか。

 結局の話、いくらSDGsとふれてまわったって、食べ物を残さないとか資源を無駄遣いしないとか無駄なものを買わないとか人に親切にするとかなるべく地球に優しい製品を使うとか、一人一人がすっごく地味なことの積み重ねを続けない限り、持続可能社会は実現しない。

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