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どこまで幅を広げられるか、ワークマンの進撃

 ワークマンは12月21日、次世代主力店「WORKMAN Plus 2」の出店を本格化し、年間15店舗の出店で全国200店舗体制を目指す計画を発表しました。 同業態は、作業服・作業用品を持つ「WORKMAN Plus」に、「#ワークマン女子」限定の人気女性ウェアと一般客向けシューズをプラスしたハイブリッド型の店舗。

 1店舗当たり約2300アイテムを取り扱います。今期は「小林店」(宮崎県小林市)と「直方店」(福岡県直方市)を出店しており、現在5店舗体制となります。

 人口の少ない地域に出店していた「WORKMAN Plus 四万十店」(高知県四万十市)と「同・指宿店」(鹿児島県指宿市)の2店舗を「Plus 2」にリニューアルしたところ、売上が15%増加。いずれの店舗も計画を大きく上回って好調なため、来期から本格展開していくとしたようです。九州地区に店舗が多いようですね。

 新店の売上目標は1億5000万円~2億2000万円。最終的に全国200店舗体制を目指すとしています。 幅広い職業、性別、年齢層をフルカバーする業態のため、「Plus 2」を出店すると後から「女子」を出店できなくなる。このため「Plus 2」の出店は「人口5万人以下の自治体に限る」という制限を付けたようです。

 地方への出店がメインとなるが、基本的には集客力のあるSC・ホームセンター・スーパー敷地内での出店を優先し、来期の出店は現在、12店舗契約済みのようです。 「Plus 2」は、作業服・作業用品と女性ウェアが2本柱となるが、出店が軌道に乗るまでは女性ウェアの値上げはしない方針だということです。

 女性製品以外については、ごく少数の赤字PB製品を24年7月から価格改定し、ほかのPB品は時間をかけて改廃を行うとしています。 なお、「Plus 2」では現在、女性ウェアが主力の作業服と同程度(売上の2割)売れており、顧客の男女比も50:50となる見込みです。3年ほどの短期間で一気にメジャーなカジュアル業態にのし上がったワークマン+。このところ既存店の伸びが止まって再構築が必要な時期かと思ってましたので、Ⅱの展開はタイムリーなのかもしれません。

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