第2回『般若心経に学ぶ 横田南嶺官長』を視聴して。箇条書き

個人的なメモ書きなので興味のある方は動画視聴をお勧めします。
視聴する人によってとらえ方が違うものと思いますし。

第2回
般若心経に学ぶ
 般若心経を通して現代社会を生きる
一番わかりにくい(空)→実体がない・無常・無我をつかむ
「空」の解釈も様々、禅宗には禅宗の(座禅)して体験しろということ
 龍樹(ちゅうがん派?)の解釈が手掛かりとして入りやすい
この講座では大まかなところをお話ししていく

条件によっておこる(因縁生)単立で成り立つものはない
仏教の世界は私たちが感じている世界を問題にしている
固定したものは無い、条件によって変化する
スッタニパーダ 「ブッダの言葉」
生まれによって賤しい人となるわけではない
生まれによってバラモン(カーストのトップ)となるものではない
行為によって賤しい人ともなり
行為によってバラモンともなる
自我(アイデンティティー)
多くの人は固定された自我を求める
五蘊→色(肉体)
   受(感覚器官)
   想(受動的に受ける表象作用)
   行(能動的に意志するはたらき)
   識(認識する)
条件によって生じたので実体(核)がない
1つの物でできるものは無い
例)火→可燃物、酸素、点火源の3条件で表れている
    実体(個で存在しない)がない現象に過ぎない
自己及び世界は実体ではない現象に過ぎない
そこに本体なるものは無い
全ての存在に自我なるものは無い
諸法無我と智慧によって見るとき人は苦しみから離れる
無明 心理・智慧を知らないこと、物に対して誤った認識を持つこと
   自分=自我と思い込むこと
全てが空であれば学ぶ必要がなくなるのではないか
私はうれしいことに私もあなたも空であることを知っているので
その剣で切られたところで春風を切るようなものだ 無学且元
絶体絶命の時に活路を見出す
一心三観
 空観 仮観 中観
    現実の世界(仮の世界)も大切にしないといけない
       空 仮にこだわってはいけない
極端から離れたものを正しいと思う感覚を大切にしないといけない
例)空に偏れば現実に 現実に偏れば空に
現実の世界もちゃんと生きる
魔訶般若波羅蜜心経
魔訶 大いなる 般若 道理を見抜く智慧 波羅蜜 到彼岸 
六波羅蜜 布施 精進 持戒 禅定 忍辱 智慧
人に何かを施すときにそんなことを思わずに施す

観自在菩薩 
行深般若波羅蜜多時 
照見五蘊皆空 見抜いた
度一切苦厄 無明→苦しみの原因 
知ることによって救われる 苦しみから解放される
色 体
受 感受 快不快
想 想念 喜怒
行 意志 愛憎
識 認識 
 
観自在菩薩 観音様 観ることに自在(どんな人であろうと見ている)
菩薩 悟まえのお釈迦様のこと転じて悟りを求めて修業する人 救いの菩薩
般若波羅蜜多 智慧の完成

五蘊は空である
自己=自我=空 ということ

眼耳鼻舌身意
色声香味触法 すべて無常、実体がない、変化する

仏教でいう世界 この世に生まれた私が世界を作り上げていく
ひとりひとりが別の世界を生きている
その五蘊にも実体がない 苦しみからの解放

苦苦 肉体的な苦痛
壊苦 損失による精神的な苦痛 一般的にも散る苦しみに近い
行苦 この世界に生きていること自体が苦
 迷い、執着している自分が生きている世界がことごとく苦しみである
仏教徒はあらゆる人を救うものではなく
 生きづらくなっている人を救う

五蘊に実体はない 自我は空 五蘊も空
全て炎のように移ろいゆくもの
苦しみ=無明 執着
般若波羅蜜は苦しみ(執着)からの解放
空にもとらわれてはいけない
かたよらず こだわらず とらわれず 
現実の今に精一杯に打ち込む心が空の心である。


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