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幸せな男女関係「愛も大事だけれど慈悲の心をもってみよう」

割引あり

 愛、それは男女関係を築く上ではとても大切なものです。以前、ここでも「恋」と「愛」の違いについてお伝えしたことがあります

 愛とは、相手のことを包み込むことであり、相手を願うことでもあるのです。つまり、方向が「相手」に向けられているものでもあります。

 と同時に、その方向は自分にも向けられています。実は「愛」とは「守り」という意味がある言葉でもあるのです。

「愛」という漢字を分解すると、「爪」と「冖」と「心」と「友」となるのです。「爪」とは災害や外敵のこと。そこから「冖」盾やとりでで身を守り、それを十分に許し合う仲間である「友」と一緒に行う。これが「愛」なのです。

 逆を言えば、とりでの外にあるものに対しては、憎しみを感じてしまうこともあります。それが対立抗争を生んでしまうことも。

 そのため、愛が強くなりすぎると、憎というものに変化してしまうこともあります。愛というのは、それだけ取り扱いが難しいものでもあるのです。

 男女関係で、愛はとても大事です。それによって、相手のことを守る気持ちが強くなるのですから。逆に、相手を危険にさらす外的に対しては、それを排除しようとして憎悪の気持ちで立ち向かうことにもなるでしょう。

 自己愛が強すぎる人は、それを守ろうとして他人を寄せ付けなくなる、ということも、先ほどお伝えした「愛」という漢字の成り立ちからもわかるでしょう。

 では、愛じゃダメなのか? 私はこう思っています。「愛よりもさらに一歩踏み込んだ『慈悲』の心を持ってみよう」と。

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