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インハウスデザイナーとして働く傍ら、副業で結婚式のペーパーアイテム(招待状やプロフィー…

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インハウスデザイナーとして働く傍ら、副業で結婚式のペーパーアイテム(招待状やプロフィールブックなど)のデザインも手がける。デザインインスピレーションを得るために、結婚式や結婚式に関連するアイテム(招待状やプロフィールブックなど)の歴史や変遷をリサーチしています。

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招待状デザインの「か・かた・かたち」

招待状。一見、単なる情報伝達手段に過ぎないかもしれません。しかし、その紙一枚、またはデジタルフォーマットには、数々の意味や期待、文化や感情が込められています。招待状は、ある人々を特定の場に招き入れるための「扉」であり、その扉の設計には多くの工夫が求められます。 そこでこの記事では、招待状作成において考慮すべき三つの次元「か・かた・かたち」に焦点を当てます。このフレームワークは、建築家・菊竹清訓が提唱した建築の概念ですが、招待状の設計にも応用可能な概念になります。 招待状を

    • 句読点省略の美観/形骸化に美しさを見出す

      招待状は、一枚の紙や数行の文で相手に感動や期待を与える力があります。しかし、その裏には数多くのマナーがあり、その一つ一つには深い意味が込められています。特に日本においては、格式や美しさが重視される文化が根付いており、招待状の作成にもその影響が見られます。その中でも、今回は「句読点の禁止」にフォーカスして、句読点がどのように形成され、なぜ句読点が禁止されているのか、本記事では探求していきます。 句読点マナーの謎 結婚式やその他の慶事で招待状を作成する際、多くの方が「句読点は

      • 結婚式の伝統と現代の交差点

        みなさんは「結婚式」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?豪華なホテルでの盛大なパーティーか、それとも地元の神社での簡素だが意義深い儀式か。いつの時代でも、結婚式は人生で一度きりとされる特別な瞬間であり(少なくともその瞬間はそう思ってるはず)、その形は時代と文化によって大きく変わっています。 この記事では、日本における結婚式の変遷を戦後から現代まで、"結婚式1.0/2.0/3.0"というカッコつけたワードでサクッとまとめています。大まかな内容としては以下の図の通り。 結

      招待状デザインの「か・かた・かたち」