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[プチ関東旅]〜ショクダイオオコンニャクを求めて2024〜

こんにちは。Dr.たまです。
突然ですが2024/1/11〜12にかけて関東方面に弾丸旅行してきました(´∀`)

時系列順に何をしてきたかまとめていこうと思います。そんなに情報量は多くありませんがゆっくり見ていってもらえると嬉しいです。

あらすじ
なぜ1人旅を思いついて実行に移したのか

 これは自分でもよくわからないのですが唐突に思いつきました。久しぶりの2連休だし、どうせなら忙しい時期にはできないことをやりたいな。そう思ったのです。忙しい時期にできないことといえば旅行。しかも日帰りの計画だとしんどいことを2日に分けてやってみよう!ちょうど今ハマっているアニメのイベントが東京でやるし、生きてるうちに見たい植物が展示されてる茨城の植物園にも行ってみたい。よし、行こう!という流れです。
 という感じの考えを実行数日前に思いつき実行に移しました。以下が今旅の概要です。

本題 1/11

1/11
10時ころ
通っているジムで軽く汗を流しシャワーを浴びてから新幹線の駅へ向かう。30分ほど待った後乗車。東京駅へ向けて移動。

14時ころ
東京駅へ到着。本来であれば小石川植物園という植物園へ向かう予定だったが、閉園時間になってしまいそうだったので諦めて上野の国立科学博物館へ向かう。ここも久しぶりに訪れたいところだったので中学生の時ぶりに見学する。なるほど、面白いがよくわからねぇ。今度詳しい人と話しながら見学したいな、と屋上で休みながら想いに耽る。

17時頃国立科学博物館の見学を済ませて上野から地下鉄で虎ノ門まで移動。その後歩いて六本木の東京シティビューまで移動。東京シティビューでは東京リベンジャーズの展示会が開かれていたため一通り見学。

19時頃六本木から東京駅まで歩いて移動。夜の六本木を歩き、大人な気分を味わう。後半疲れてそれどころじゃなくなる。公園経由で東京駅へ。

21時半頃ご飯を済ませてホテル探しへ。ホテルの予約などとらない弾丸旅行の唯一のリスクは宿泊。お目当てのカプセルホテルが近場になく必死でスマホにて宿を探す。ビジネスホテルに入ったが高くて諦め、秋葉原付近をしばらく彷徨う。結果いい感じのカプセルホテルを見つけ6,000円くらいで泊まることができた。その日は風呂に入って泥のように眠る。この時、23時を回る。

補足
受付の同年代くらいのおねーちゃんの対応が地味ーに生意気でイラッとしたが、後ろに並んでいた外国人の方とのやりとりでだるそうながらもメッチャ流暢な英語で円滑にコミュニケーション取ってて「すげ〜、かっけ〜!!」って思った。
でもその後休憩室に入りながら「早くメシ食いてえーっ」って大声で話しててやっぱムカつく!と思った。

1/12

1/12
翌朝7時頃、あちこちからスマホのアラーム音が鳴り響き、あまりのうるささに起きる。その後共同の休憩スペースにてそれっぽいホテルにありそうな絶妙な辛さが邪魔なカレーライスと抜群にうまいラッシーをいただく。軽く朝風呂を済ませ着替えをしチェックアウト。

朝9時前くらい
朝の秋葉原を体感する。なるほど、噂に聞いてたほどオタクっぽい人は少ないと思いなぜか調べてみると「オタクはイベント以外朝早くは起きて行動しない」と書かれていて納得。周りの店も大抵10時からオープンするみたいだ。なるほど、世の中よく出来ていやがる。そんなことを考えながら茨城へ移動する。
ここで秋葉原にいたのには理由があった。なぜなら秋葉原からは茨城のつくばまで直通で移動できるつくばエクスプレスなるものがあるからだ。これに乗れば多少お金は飛ぶが思考停止でつくばまで行ける。秋葉原からつくばまで90分くらい、電車で過ごすこととなる。

 10:45分頃、つくばへ到着。もう少し田舎かと思っていたが地方都市のような景観で少し驚いた。ここからは今旅の目的地である筑波実験植物園へと向かうことになる。
 つくば駅からは徒歩で大体30分くらい。要するに車で8分くらいの距離にある。そうマップで情報を得た私は早速昨日の歩きすぎと前日までの筋トレで痛くなってる足を前へ進ませ始めた。足が痛いならバスやレンタルサイクルを使えば早いのになぜ、歩きなのか?と思うかもしれない。強いていうなら歩いてその土地の感覚・空気・人の流れを味わいたかったのだ。本音を言うとスムーズにバスを降りれる自信がなく、自転車も会員制だったから諦めたのだ。そうしてひたすら頑張って目的地まで歩いた。

 11:15頃、国立科学博物館筑波実験植物園(通称:つくば植物園)へ到着した。
 額の汗を拭い、少年のような眼差しで植物園へ入園する。受付で入園料を支払うとすぐお土産コーナーや園内の案内表示があった。軽く眺めて外へ移動すると、そこにはいろんな種類の植物、特に花木類や草本類、果てにはキノコの解説板付きの実物が展示されていた。もちろん今は冬なので草本は地上部にはなかったのが残念だが、これは是非またの機会に訪れた時の楽しみにしたい。
 そうこうする間に目的の展示室が目に入ってきた。大きくて立派だ。何個かあるみたいなので一通り見ていくことにした。熱帯を好む植物のエリアに入るともちろん温度管理をしているためとても暑い。もこもこの服を脱いで体温を整えながら温室内を巡る。基本熱帯の植物とサボテンがメインであった。これはニッチな人たちの受けがいいなと思いつつ一通り回る。数分ぶりに出た屋外は涼しかった。
 続いて目的のショクダイオオコンニャクが展示されている温室へ移動。いよいよ感動のご対面だ。ショクダイオオコンニャクが展示されている温室は1Fと2Fに分かれており2Fはランの仲間などが展示されていた。1Fはなんと嬉しいことにサトイモ科植物メインの展示だった。サトイモ科が好きな私としてはこれ以上ない喜び。

ショクダイオオコンニャクとは


さて、本題に入る前にこの記事を見てくださっている方向けにほんの少しではありますが簡単にショクダイオオコンニャクについて解説致します。
 コンニャクとついてるからにはコンニャクなんだろうと思うかもしれません。まぁ、その通りでそもそもコンニャク自体がサトイモの仲間ですからそんなものです。ただ我々が普段食べてお世話になっているコンニャクとは別種であります。
 ショクダイオオコンニャクはサトイモ科コンニャク属に属する植物でインドネシア・スマトラ島の固有種です。つまり野生のショクダイオオコンニャクは日本には自生しません。いくつかの植物園で展示されるのみとなっております。加えて!絶滅危惧種となっており、現地でも大変希少な植物となっています。
 ショクダイオオコンニャクは滅多に花を咲かせることはなく、最短でも2年に一度、しかも2日間程度のみ咲く幻の花として有名です。ですのでショクダイオオコンニャクが開花しそうになるとSNSをはじめ多くの植物マニアからそうでない人までが大盛り上がりを始めます。
 希少なだけで何がすごいのかわからないという方もいるでしょう。確かに。希少なだけならその辺の草にも言えそうですね。この植物の真骨頂はその大きさにあります。後で写真を見ていただければわかりますがそのサイズなんと1.5メートル以上あります。一つの花が、ですよ。(厳密には花とは言えず花序と付属体、仏炎苞を合わせた大きさだがここではあえて花と表現する)最高で3.5メートルになったとの記録もあるようです。これだけでかい花とわかれば大して興味ない人もすげ〜ってなるに決まってます。

スタッフが頑張って受粉させたらしい。
お疲れ様でした。
熟したマムシグサを彷彿とさせる。
葉っぱ。めちゃくちゃデリケートらしい。
実生。かなり貴重である。


 さて、話を旅に戻す。実際にショクダイオオコンニャクの実物を見てきた。子供の頃からの憧れのキミにご対面。音質の中にあったのは花ではなく実と葉っぱのみであったがそれはもう迫力満点のデカさで感動。そしてこの植物園のすごいところは受粉に成功させた後種の採取と発芽まで成功させたところ。ショクダイオオコンニャクの実生は少ないみたいでかなり希少。私も数粒欲しかった…笑

 しばらくまじまじと観察した後、後客が来て写真を撮り始めたので静かに退散する。いやーいいもん見れたと余韻に浸りつつお土産コーナーへ。来た時も目に入っていましたがお土産コーナーにはここでしか手に入らないであろうショクダイオオコンニャクの抱き枕が売っていた。「これ買わない理由ある?ねぇよなぁ!」と言い聞かせて他のお土産含めて購入することに。

どのくらい大きいのか他のぬいぐるみと比較して
みました。

 植物園で目的を果たしたら後は帰るだけ。先ほど歩いた道を再び歩きつくば駅へ向かう。つくば駅から秋葉原までも同じく切符を買い同じ時間同じルートで戻る。大体14時くらい。
 その後秋葉原で降りた後はほんの少し秋葉原を観光しようと思ったが、午前中よりはるかに多い人、狭い店内に苦戦して早々に駅に戻り東京駅へ向かった。東京駅についてからゆっくりご飯食べてお土産選んで帰るつもり…だったのだが、盛岡行きが15時の便を乗り過ごすと指定席のみになってしまうとのことだったのでご飯を諦めお土産を選び滑り込みで乗車して東京を旅立つことに。

 無事岩手に到着すると昨日にはなかった雪が積もっていた。今年は雪が非常に少ない年で今時雪があるのが当たり前なのだが、久しぶりに見た雪に少し安堵したのを覚えている。この時19時過ぎくらい。

旅を振り返って

 ここからは解説同様丁寧語でお話しします。今回の旅では中学生の修学旅行と4年前の学校での研究旅行ぶりくらいの東京遠征でした。とは言え、それらは付き添いの先生や友達がありきでの旅です。助けてくれる仲間はいますが、スケジュールが決まっており自由には動けません。
 けれど今回は反対に1人で全責任を負う代わりに自由に動き回れた旅でした。1人が好きなので自由なのはいいことだと思う反面、頼る誰かがいないのは少し怖いですし、骨組みは固めてたものの無計画に動いてしまうせいで余計に疲れるのは課題だと思いました。あらかじめ決められたスケジュールに沿って行動し、予約も取っておくことの大切さを学びました。それを含めていい勉強になります。

おわりに

ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。本当はもう少し面白い出来事や感じたことがあったのですが、なるべく端的にまとめてみました。2日間でこれだけ多くの面白いことが収穫できるとは思っていませんでしたし、都会の情報量の多さには圧倒されつつも地元の良さを痛感できる旅でもありました。今回のような旅を本当は毎月やりたいところですが、様子を見て年に1〜2回くらいはやっていきたいと考えています。

 次回は仙台をじっくり観光する旅をやりたいと思っています。し、次回以降は四国や関西方面に行ってきたいと思います。ネットで知り合った人に会いに行って交流する旅もいつかやりたいです。少なくとも今回の旅が勇気ある一歩、岩手からほとんど出ない人間が踏み出したしょぼくとも大きな一歩となったことを祈念してこの記事を書き、ここで閉めさせていただきます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!当記事の他にもいろいろ記事を書いていますので読んでいただけると嬉しいです。いいね!とフォローもよろしくお願いします!

Dr.たま

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