4歳の“マイクラ”博士

ここのところカンカン（息子はスマホでYouTubeを見ることを“カンカン”と呼ぶ）でマイクラ動画を見まくっている息子が喜ぶかな？と思い、Nintendo Switchでマイクラを始めた。
YouTubeをわりと自由に見せていることに罪悪感もあり、親子で会話ができるのはまだマシなんじゃないかと思って、夫にも相談して決めた。
とはいえYouTubeの代わりがゲームなのがいいことであるかどうかは甚だ疑問ではあるけれど…

息子は大喜びで、カンカンを自ら消して私のとなりに座り、私がコントローラーで操作するのを見ている。
自分でやりたいからコントローラー貸して！と言い出すかなと思っていたけど、私がやるのを見ていると言う。
意外だった。難しそうに見えるのかな？
かくいう私も初めてのゲームなので、右も左も分からない。いきなり世界に放り出されたあと、一体どうしたらいいのと右往左往していると、
「作業台を作ってツルハシを作るんだよ」
と息子が教えてくれた。
その後も、この黒いブロックは何？と聞くと、それは黒曜石でダイヤモンドのツルハシじゃないと取れないよと教えてくれたり、オオカミの目が赤くなったら襲ってくるから危ないよと教えてくれたり、驚くほどのマイクラ知識を教えてくれた。
「なんでも教えてくれるから助かるよ、またゲームやる時は教えてね」
と声をかけると、目を逸らしながら、でも弾んだ声で
「また分からないことがあったら俺に聞けよ！」と言う息子。
そんないかにも男っぽい言い方を今までほとんど聞いたことがなかったので、思わず吹き出してしまった。（本人にも照れがあるらしい）

今までは保育園から帰ってくるとすぐにカンカンを見たがっていたのに、「ねえマイクラやろう」と私に声をかけてくるようになった。
自分の知識を私たち親に披露できるのが楽しいのかな？
今はマイクラ博士だけど、ゆくゆくは勉強でもこの手を使ってみようと、この発見を何とか将来の糧にしたいと思いつつ。
今は私も息子とのマイクラを楽しんでいる。