たぬちゃん。

わたしのこれまで。これから。すききらい。

たぬちゃん。

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最近の記事

救われる。2

前回の終わりにチラッと登場した「師匠」 こちらはケータイを持ち始めた頃に今や懐かしのメル友募集掲示板で出会ったお兄さんだった。 ちょうど同じ書き込みで私にメールをくれたお兄さんがいる。 彼の話をさせてくれ。 彼の名はヒデカズ、やり取りを始めたのは私が13歳の時。 ヒデカズは25歳だった。ちょうど一回り上の和歌山のお兄さん。 ヒデカズ兄は私の話を良く聞いてくれた 支えの1つだった。 父ジュンの事で何度目かの家庭崩壊、祖母との関係悪化で病みに病んだ私は自殺をしようとした

    • 救われる。

      中学校の保護者入学説明会にて 我が祖母の存在が目立ってしまい 後に障害となる。 私の通う中学校は、制服の着こなしが厳しく そしてその制服がびっくりするくらいダサかった。 制服の採寸をしに大手百貨店へ行った時 着いてきていた10年前に同じ中学に通っていた従姉妹に「うぇ、そのダサい制服、変わってないの!?」と大きな声で言われたっけ。 紺色のボックスプリーツのスカートは1年生は膝下15cmだったか10cmだったかの決まりがあってその通りに作ったのだが 2年、3年の先輩達のス

      • 不登校がはじまる。

        曾祖母みっちゃんが亡くなり、納骨も済ませいつもの日常が戻って来たと思っていたら 父ジュンの借金が発覚する。 「○○○さーん。居るんでしょー?出てきてくださいよー」 毎日決まった時間に取り立てにくる借金取り。 ここ数年で闇金ウシジマくんを見て 「ウォォォ!これこれぇ!まさにこれぇ!」ってなりました。 あれ、怖いですよ。まじで。 取り立てにくる借金取りとは別に 鬼電してくる金融屋もいた。 何件に借りてたんだよ、ジュンさん。 借金取りの対応に追われ 居なくなったジュ

        • ヒロミ姉ちゃん。

          幼少期の私に夢を見させてくれた 父ジュンの彼女、ヒロミ姉ちゃん。 いつから2人が付き合い始めたのか覚えてないけど、幼稚園の頃の記憶にヒロミ姉ちゃんの存在があるのでその頃からなのかな…。 さっぱりした性格の美人バスガイドさん。 父ジュンのどこに惚れたのか… 小学低学年の頃に 週末だけ、ジュンとヒロミ姉ちゃんが住むアパートへ泊まりに行っていた時期がある。 父ジュンが仕事で迎えに来れない時は ヒロミ姉ちゃんがマンションまで迎えに来てくれてた。 彼女の性格はすこぶるよくて

          みっちゃん。

          私は曾祖母みっちゃんの事が大好きだった。 小さな頃、みっちゃんと2人でする夕方の散歩が好きだった。 季節ごとに変わる草花の名前を「これはなに?」って聞くと、丁寧に教えてくれるみっちゃんが好きだった。 みっちゃんと私は6月生まれ、誕生日が2日違いで散歩中。紫陽花が咲き始めると毎年「もうすぐ誕生日だね!」って話した。 ずっとみっちゃんは私の傍にいると思ってた。 曾祖母が入院してから、週1くらいで病院から「あぶないかもしれない」と連絡がきて 祖母はでんでん虫に私一人を残し、病

          再解散。

          小学校に上がった私は、コミュ障なりに友人を作り楽しくやっていた。 つもり。 トイレが3つある借家と叔母が借りてるマンションがギリギリ同じ学区内だったので 幼稚園が同じだった子もたくさん同じ小学校にいたからアウェー感は少なかった。 その代わり、他の幼稚園や保育園から入学してきた子達に同じ幼稚園だった男児が 「あいつの家、母さんいないんだよ」って要らん事を吹き込まれたりもした。 そんなん、父子家庭や母子家庭の子だって少なからずいるだろうに。 お前のおかげで段々学校行くの

          再構築。

          幼稚園児の私は とある身体の大きい男児に 「お前の家って母さんいないんだろ?」と迫られてからというもの、その男児が怖くてとても苦手だった。 母親がいない。 それは参観日や親子参加のイベントなどに祖母しか顔を出さなかったから幼いながらに「あの子は母さんいないんだな」とわかってしまうから仕方ない。ただ、興味本位というか、悪い気にさせるつもりはあの男児にもなかったのだろうけど…。 ある親子行事の時に父ジュンが参加する事になった。 期待はしてなかった。 来てくれたらラッキー程

          解散。

          父は仕事、叔父叔母も仕事、 曾祖母と祖母も何かと忙しい人だった。 赤子の私は誰に育てられたのか… 当時小学生の従姉妹が主に面倒を見てたそうだ 学校から帰宅するとまず私の子守り。 遊びに出かける時は子守り帯で私をおんぶして行っていたと。 幼児期に1番オムツを替えて、ミルクを飲ませたのは彼女だろう。 いつだったか「あの時はあんたが可愛くて仕方無かった。うんこが手についても可愛かった。買って貰ったばかりの服にゲロをかけられても。」 と言っていたので相当溺愛していたんだろう

          うまれる。

          ジュンとエミコの間に生まれた。 2人は婚姻関係に無いので 私は非嫡出子という事になる。 何故、2人は結婚しなかったのか 答えは母エミコに婚約者がいたからだ。 もちろん最初は母の戸籍に入っていた訳だが 後に父の戸籍に移ることになる。 1歳の誕生日を前に 父母と3人で過ごしていたアパートから父方の祖母や親戚が集まる家に引き取られることになる。 引き取られることになった理由は ある日、父方の祖母が孫の顔を見ようとアパートに寄った際 何度チャイムを鳴らしてもエミコが出て来

          はじめに。

          これを書くに至った理由から。 29歳を目前にした今、煙草をふかしながら梅酒をちびちびと嗜む深夜0時にふと思い出した言葉があった 『ちぃの人生、本にしてごらんよ。私読みたいけどなぁー…。』 中学の同級生の母が私にこう言ったのは 中学2年の春だったと思う。 なんで今この言葉を思い出したのか きっかけとなる出来事も特にないのだけれど 自分を振り返るのにちょうどいいし つらつらと書いてみようと思うんだ。 読んでくれる人は限られてるだろうが 先にお伝えしておこう、私は中卒で