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土地家屋調査士を廃業して、働く意味をつらつらと考えたのだ

そういえば、調査士時代にはこんな素敵な誕生ケーキを社員から頂いたこともあった・・・2年前か~嬉しかったなー

働き方改革ってよく言うけど、働く意味改革のほうが大事だと思うの。自分はどう働くのか?働く意味が自分にとって心地よければ、働き方なんて二の次だよって。

サラリーマン時代

僕は最初、9年間東京で不動産会社のサラリーマンをしていて、当時の僕にとって働く意味とは、働いて給料をもらって、とにかく自分の稼ぎで生活する喜びだったと思う。

じゃぁ自分の稼ぎってなんだ?

ただのサラリーマンの自分は、会社の看板で営業して、先輩からいろいろ教えられ、とにかく自分の年収の三倍の手数料を稼ぐことや、人事採用担当として会社が求める人材を集めたり・・・とにかく与えられた仕事に打ち込んだ。そのころの自分にとって働く意味って、数字をあげて上司に認められることだった。残業を厭わず、むしろ積極的にして残業代を稼ぐこともしていた。

当時の直属の上司は「会社のお金で大きなプロジェクトを任されるのがやりがい」と言っていた。部長は「出世すると付き合う人のステージが変わるから、お前も出世しろ」みたいなことを言っていたけど、僕は優秀なほうではなく、このまま続けていても多分出世はしないなぁとか思うようになった。好きだった上司は独立していったし、違う生き方してみたいなって思った。あのころは、出世!が働く意味だったのかなぁ・・・

調査士個人事務所時代

自分で仕事を受託して、それが報酬になるなんて、なんてすばらしい生き方なんだと思う。当時の働く意味は、現場で汗をかいて、事務所でひたすら書類を作成して、「労働が報酬に直結する生き方の実践」だった。

現場が早く終わると仲間と大通公園でビールを飲んで、仕事の後のビールを楽しむのが生きがいだった。このころは楽しかったと思う。でも僕は、もっと効率的であることを自分に求め、業務を分業化して体制を整え、売り上げを増やしたいと思うようになった。そうすることで売り上げを伸ばし、業務より事務所経営のほうが魅力的に感じた。汗かいて労働して稼ぐって素敵だと思うの。でも、経営して職場をつくることってもっと面白いと思って、じゃあ会社をつくろう!それが僕の働く意味!って思いました。

調査士法人代表時代

事務所を会社にした最初の理由は、事務所スタッフの福利厚生を中堅企業レベルにしたいと思ったことなんです。事務所が会社になって、スタッフの待遇が良く成れば、やる気を出して働いてくれて、きっといい職場がつくれると思って頑張りました。特に営業とかしなくても、社員が頑張ってくれれば自然と仕事が増えてきたし、働きやすい職場をつくることが僕の働く意味だと思った。また、業務を拡大するためにも「人との繋がりを大切にすることの実践」が僕の役割りだと思うようになった。会社を成長させることが働く意味だったなー

この時が一番張り切っていて、いい思い出もいっぱいあった。

でも、僕は無理を続けていたと思う

サラリーマン時代も、個人事務所時代も、会社代表時代も、いつだって僕は成果を求めて、成長を目指して働いてきた。

でも、それはとっても疲れる生き方なの。少なくても僕には。明日死ぬかもしれないし、そうじゃなくても人の寿命は知れているのに、成果や成長は過去と現在、未来と比較して生きることで、それは絶対にゴールの無いない生き方に思えた。成果も成長も気にしない生き方をしてみようかな!

自分と家族が幸せになることが働く意味だ!

幸せになることが、働く意味なんじゃないの?って確信するようになって、家族と相談しながら、でも最後は独断で「田舎に移住&農的暮らし&ゲストハウス開業」を決めた。成長や成果を求めず、持続可能でさえあれば、あるいは持続が不明であっても、なんか楽しい方を選んで働いていこう。誰かに喜んでもらえたら、自然と共生していけたら、きっと生きていくことぐらい出来そうだし、そう思っていると自然とご縁が繋がっていく。

畑を目の前にしても、一生懸命耕して、管理して収穫しよう!ではなく、自然の恵みに感謝して、幸せな畑をつくりたいと思うし、宿ものんびりできるといい。

そう思うと、似たような考え方の仲間が、繋がるようになってきたよー

働く意味って変わるんだよ

がむしゃらに働くのも大事かもしれないし、働く意味って人それぞれだけど、ときどき立ち止まって考えるといいと思う。なんかしっくりこないと思ったら、我慢しないで変えればいいと思う。自分が変われば、変わったなりの人生が始まるし、それはきっと幸せな事なんだと思う。

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