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ちゃんと樹の声を聞かなきゃダメなのだ

昨日、隣のベテラン農家さんとリンゴの樹の下で立ち話して、「こんなにたくさん実をつけていると、樹が死んじゃうよ」

そうなんだ・・・自然と実をつけて、自然と熟して、小さいながら美味しく育ったからそれでいいやと思っていたけど、実を間引いてあげないと樹はどんどん弱ってやがては死ぬというのか。

何年か前の自分のような気がした。自分で会社を興して、仕事を増やして、社員も増やして、成果と効率を追求して、社員の環境とかモチベーションとか改善しようとした、いろいろと学びの場に足を運んで自己啓発に努めた、最初は肩こり程度だったけど、首と肩が痛くて時々通院するようになって、精神安定の薬も処方してもらうようになった。気が付いたら弱っていた。僕は内なる僕の声を聞いていなかった。。。

今年、仁木町の農家を買って、そこにはたくさんの果樹があった。サクランボの樹が4本、たくさんのサクランボが美味しくなった。台木がプラムで上が梅の樹も、梅もプラムもたくさんなった。桃は弱っていて少ししか実が付かなかったけど美味しかった。プルーンは10本、お隣さんの指導の下で農薬を散布したにもかかわらずに多くの実が病気に負け、台風で身を落とした

果樹の声を聞けてなかったなー

リンゴの樹の下でそう思った。どうしたら、果樹にとってどんな環境が幸せなんだろう。果樹と人とのもっと自然なかかわり方ってあるんじゃないかな。今までは忙しすぎた。求めすぎた、施しすぎた。これからは、ゆっくりと観察して、声を聞こう!耳を澄ますだけでいい。

来年はもっと果樹と語りあおう。自分や家族や友達ともね。それと泊ってくれる人とも。



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