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喉の渇きの解説と水分(血液)を失う際のリスク

普段普通に水分補給をしてると思います。
水分補給と水分を失うリスクについて数字の観点から記事にしてみました。

記事としては難解にあたると思いますが筆者自身、書いた後に「記事にして良かった」と思える記事になってます。
自分の体の事を普段意識してない方なら一読の価値のある記事です。


押さえとくべき2つのポイント
①水はこまめに飲みましょう
②1日2.5L以上飲みましょう

体の水分の話

水分は血液と共に体全体を循環しています。
血液中の水分が減少すると脳が細胞の中に含まれている水分を血液に送る様に指示をだします。
上記が起きると私たちは「喉が渇いた」という状態になります。

人間の体の60~70%は水分で構成されています。
※残りの30~40%の内20%がタンパク質です。炭水化物等は残りの10~20%になります。

①水分の2%が失われると「喉が渇いた」状態になります。
②水分の5%が失われると熱中症や脱水症状になります。
③水分の20%が失われると死に至る可能性があります。

例として

70kgの人の水分量は60%~70%=42~49kg
42~49kg×2%=840~980cc
→840~980ccで「喉が渇いた」状態になります。


70kgの人の60%~70%%=42kg
42~49kg×5%=2,100~2,450cc
→2,100~2,450ccで「熱中症or脱水症状」状態になります。


死に至る可能性は2,100~2,450ccの4倍なので8,400~9,800ccです。

“死に至る可能性まで水分が減ることはないだろう”って笑った方、事故で失血を想定すると実はそんなに楽観できない数字ですよ。

血液の話

血液中の水分は血液量の80%前後です(80%で換算)
人間の血液は体重の約8%です。(8%で換算)
血液の約30~50%が失血すると死に至ります。

なので70kgの人で例えると血液量は70kg×8%=5,600ccです。
5,600ccの30~50%→約1,800~2,800ccで失血死する可能性がでてきます。
※これ以外でも急激な失血によるショックや低酸素症、臓器の虚血等で死に至るケースも当然あります。

仮に夏の際に休暇で山にハイキングをしに行ったとしましょう。
70kgの平均的な男性とその奥さんの2人で登山です。きっと楽しいですよね。

1時間も登山すれば大抵の人は「喉が渇いた」状態になります。
更に1時間も登山すれば人によって脱水症状を起こす人も出てくるはずです。

その状態だと足元がふらついて下落事故をする可能性もでてきます。
その際に失血を伴う怪我をしたとしましょう。

上記に記載した様に、70kgの人の水分量は42~49kgです。
脱水症状になっているとするなら約2,000ccの水分が失われてる計算です。
全水分量の約2%が失われてる状況です。
2%で「喉が渇いた」状態になるのに事故した瞬間から「喉が渇いた以上」状態でのスタートです。
水分が5%失われると熱中症の状態にもなるんですよね?

献血センターで400ccの採血中に異常ランプ?が点灯してる人いますよね。
採血終わった後はドリンクをお勧めされますよね。失った血液(水分)を補給する為にドリンクを飲んで水分濃度を調節させてるんですよね。
ほんのちょっとした事かもしれませんが些細な事が命をつなぐという事の証明ですよね。

まとめ

たかが数パーセントの違いかもしれませんが微差は大差です。
人間の体はそれほど繊細にできてると自覚をしましょう。

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