もう一つの美術室のこと
こんにちは。ざまたかです。閲覧ありがとうございます。
ブログって書けないループに入ると書けないもので、
毎日更新する方を尊敬します。
ここのところ何をしてたかっていうと、馬頭琴を聴きに行ったり
近所のビールのおいしいお店にオットと言ってみたり、
息子のお弁当作りを少しだけ再開したりそれに伴って買い物スケジュールを見直したりしていました。
ついでに宿泊行事の引率が決まったりしてハラハラしています。
さて、少し前の話になりますが、高校の同窓会がありまして。
私たちの高2、校の担任の先生は美術の先生だったのです。
先生の個展に合わせて声をかけてくれる人がいて、
(私のような陰キャにも、、、ありがたや)
個展会場の近くで集まるのが定番でした。
そこで当時の話をボチボチしていて思い出したのですが、
思えばなんとも自由な美術の時間だったのですよ。
決まった課題は年度初めの自画像のみ。
後はやりたいことをそれぞれがやる。
油絵、水彩、陶芸。上手な作品は門を入ったところのアーケードに飾られるのですが、切り絵がめちゃめちゃ上手な先輩もいたなあ。
何を選んでも先生に相談すると教えてもらえた。
私はあまり冒険する気持ちがなくて、
水彩画をかいたり、七宝焼きをしてみたり、
絵本を作ったりしてた。
製本をテキトーにしたら
「ちゃんと聞きなさいよー!」って講評会の時に言われたっけ。
そうそう、年に2回だったかな講評会があって、その時にみんなの作品を観ながら先生の講評を聞くのだけど、
「あの講評会でどんな作品にもコメントしてた先生ってすごくない?」
って話になって、今更ながらほんとにそうだわ、、、。と思いました。
先生からは、
美術室の排水がつまって下の家庭科室が偉いことになってクレーム言われた話とか(←家庭科の先生めっちゃベテランの怖い人)
粘土をプールに向って投げる人がいたもんだから水泳部の先生に叱られた話とか
材料の発注の大変さとか生徒の「やりたい」をフォローする大変さも伺ったりして、笑いながらもすごーく共感してしまったり。
先生、新採5年目くらいでお若かったですものね、当時。
みんながバラバラのことをしているんだけど、
同じ時間を過ごして、
なんとなく仲間意識もある。
そんな体験はここからだったんだな。
ずっとずっと、私が作りたいと思っている場所は、
すでに記憶の中にあったんだなあ。
すごいなあって思いながら帰路についたのでした。
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