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「星の子」と子どもの権利条約〜第2回子どもの権利条約ハンドブック読書会 こぼれ話②〜

閲覧ありがとうございます。
また一つこぼれ話を。
ぼっとう&よはくのアッコさんとカウンセラーのライチさんのオススメで、読書会直前に映画「星の子」を観たのです。


宗教二世のお話、と言ったらイメージしやすいでしょうか。子どもの病気を治したい一心で信仰宗教に入信した両親と子どもたち。子どもたちだけでも脱会させたいと願う親戚。宗教のことはさておき、クラスメイトとしてつきあっている友人。憧れの先生と、彼からのひどい言葉。全てが物足りないくらいの落ち着いたトーンで描かれるからこそリアルを感じる、そんな作品でした。

思想、信条の自由はもちろん子どもにもあります。両親が何かを信じているからと言って、子どもが信じる義務はないですし、子どもは自分で何かを信じてもよい。(このあたり、ちょっと怖いところもあるね、と話しました。大学のサークル等で何かに誘われることとか)でも、多くの場合子どもたちは親の信仰を受け入れているのだろうと思います。なぜなら生まれながらにそこにあるから。「なんかよくわからないけどそういうものでしよ?」と言う感じ。児童虐待もそうだと思うのですが、子どもにとっては今ある環境が当たり前なのだろうと思います。ご飯が出てこなくても、家の中に暴力があっても、病気の家族のケアを担っていても。

子どもが子どもらしく成長することが、難しくなってしまった時代だなあと感じることがあります。子どもの権利条約は、子どもの子ども時代を保障する物なのだろうと思います。もっともっと知ってほしいし、いろんな人と話してみたいです。そして生活の中に落とし込んでいけますように。


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